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<なつぞら>(第149話・9月20日金曜放送)
千遥の離婚の話し合いで・・・兄・咲太郎の告白に感動した義母は思わぬ提案!

   なつ(広瀬すず)と兄の咲太郎(岡田将生)は、神楽坂の料理店「杉の子」に向かった。妹の千遥(清原果耶)の離婚の話し合いに立ち会うためだ。店にはすでに千遥と、千遥を育てた置屋の女将・光山なほ子(原日出子)がいた。

   「(千遥に)昔の家族とは縁を切らなければならないと言ったのは私だ」と謝るなほ子に、なつは「あなたに会えて、千遥はどれほど救われたか」と礼を言った。

   なほ子「ありがとう。けど、(戦災孤児であったことを隠さず堂々と生きたいという)千遥の決心を聞いて、私も責任を感じました。すべては私のウソから始まったことですからね」

   そこに、義母の杉山雅子(浅茅陽子)と千遥の夫である清二(渡辺大)が入ってきた。小上がりで、みんなが向き合う中、千遥は自分が浮浪児だったことを打ち明けた。しかし、そのことは雅子たちは知っていたようだった。

   雅子「私は反対したけど、この子は惚れていたし、うちの人がそんなことは気にするなと言ってね」

   清二はふてくされているようだ。「僕より、千遥のことを一番かわいがっていたのは親父だからな。その親父が亡くなった今、千遥がこの店にいる理由がなくなったって、無理はない。君さえ良ければ、僕はいつ別れてもいいと思っていた」

   なつは腹が立った。「無責任じゃありませんか」

「うちの人も、若いころは浅草の料亭で修業していたんです」

   千遥は「養育費も何もいらないから千夏といたい」と訴えるが、雅子は「そうはいかない。千夏はうちの大事な孫だ」と譲らない。

   しかし、咲太郎が「実は、戦死した父親も浅草の料理人で」と話すと、雅子の顔色が変わった。「うちの人も、若いころは浅草の料亭で修業していたんです」という。

   そして、千遥と亡き夫との縁を感じた雅子は離婚を認め、これからも千遥が店を続けるように提案したのだ。「私は、あの人が残したこの店を続けたいの。清二にも父親としての責任は残りますからね。千夏もここで安心して暮らせるほうがいいでしょう」

   何もかも丸く収まって、清二と雅子が帰った後、千遥はちゅう房で天丼を作り始めた。「千遥の親方と俺たちの親は、同じ浅草の料亭にいたんだ。そこで覚えた出汁だから、千遥は同じ天丼が作れたんだ」と、咲太郎は興奮している。

   そこに千夏(粟野咲莉)が帰ってきた。後ろには、十勝の柴田牧場のお父ちゃん剛男(藤木直人)が立っていた。(NHK総合あさ8時)