2019年 11月 15日 (金)

<記憶にございません!>
総理大臣が記憶喪失に!お約束通りに笑わせる三谷映画・・・試写会で一人不愉快そうだった安倍首相

印刷
人気店や企業から非公開の招待状をもらおう!レポハピ会員登録
(C)2019フジテレビ 東宝
(C)2019フジテレビ 東宝

   国民に嫌われ、支持率は史上最低の2.3%しかない総理大臣・黒田啓介(中井貴一)は、市民の投げた石が頭に当たり、記憶喪失になってしまう。金と権力にしか興味がなかった悪徳政治家が、一夜にして善良で純朴な普通の「おじさん」に変貌してしまったのだ。

   国政の混乱を避けるため、記憶喪失になったことは秘書官の井坂(ディーン・フジオカ)と番場(小池栄子)以外には伏せられ、国民はもちろん、大臣、家族も知らないまま、秘書官たちに助けられて黒田は日々の公務をこなしていく。

有働由美子もニュースキャスター役で登場

   登場人物が愛すべきキャラクターすぎて、演じた役者の好感度まで上がってしまうこと請け合いの三谷幸喜作品だが、今回も総理夫人に石田ゆり子、裏で実権を握る官房長官に草刈正雄、敵対する野党第二党党首に吉田羊、ひねくれたフリーライターに佐藤浩市、黒田を最初に保護する警官に田中圭、総理に批判的なニュースキャスターに有働由美子など、それぞれが個性的で味のある役を熱演、大いに笑わせてもらった。

   脇は、三谷映画には欠かせない小林隆や梶原善、寺島進などが固め、さらに「ジャルジャル」の後藤淳平や「ずん」の飯尾和樹らのお笑い芸人、歌手のROLLYらも出演し、実に楽しい。黒田の小学校の恩師役として登場した山口崇も、中高年層には懐かしいと好評なようだ。

ディーン・フジオカの秘書官に物足りなさ

   ただ、ディーン・フジオカには、もう少し井坂の心情を深くまで描いてほしかった。そのほうが、物語後半に高い志を持った政治家として、黒田と手を取り合う姿がもっと引き立ったと思う。大団円で終わるのも三谷映画のお約束どおりである。

   三谷監督は試写会に安倍首相を招いたそうだ。そして、「(映画を観て)何か身につまされるみたいなことは?」と尋ねたら、「(映画の首相が記憶をなくす前の)悪い総理の時代に、消費税を上げるというのがちょっとこう、かすったなと」と答えたという。誰でも気楽に楽しめる映画だが、安倍首相だけはそうはいかなかったようだ。

バード

おススメ度 ☆☆☆

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中