2020年 12月 1日 (火)

黒木華の大ヒット作。高橋一生の名演技、中村倫也の曖昧模糊たるイマドキ風存在感。佳作
<凪のお暇 最終回>(TBS系)

   会社で空気を読むことに疲れ、何もかも捨ててしがないアパートに逃げていた28歳の大島凪(黒木華)が、ついにお暇から脱出しようと決心する最終回。彼女に初めて真面目に求愛した隣室の安良城ゴン(中村倫也・イベントオーガナイザー)には、応じない。元カレの我聞慎二(高橋一生)とデートを約束して水族館に行くが。

   結局、サヨナラを言って去っていき、内心、将来の共同経営パートナーと考えていた東大卒の坂本龍子(市川実日子)と同居するつもりで訪ねたら、ドアの向こうに新しい彼が顔を出し・・・ダァ。同居を進められたシングルマザーの白石みすず(吉田羊)母子も新アパートに去ってゆき、おばあさんの吉永緑(三田佳子)は、長い間疎遠だった遠くの妹と介護施設で一緒に暮らすことになる。つまり、凪は結局元の独りぼっちにかえり、ハローワークに走り出す。

   住んでいたアパートの取り壊しを突然知るということは現代ではありえない。賃貸住宅の持ち主は、店子に対して、一定期間猶予を持って早くアナウンスしなければならない法律がある。この原作者は又貸しアパートに住んでいたのか?ここは減点である。

   それはともかく、愛らしい黒木華の大ヒット作であり、高橋一生の、中年になりかかった会社員の気働きの苦労を思わせる名演技、今時の、何を生業(なりわい)としているかわからない男の淡い存在感を見事に演じた中村倫也と、色々見所の多かった佳作である。(放送2019年9月20日22時~)

   (黄蘭)

採点:1.5
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