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小泉進次郎環境相お粗末すぎる国際デビュー 「セクシー」と失言、記者のツッコミにタジタジ

   22日(2019年9月・現地時間)、小泉進次郎環境相(38)が、ニューヨークの国連本部で行われた気候行動サミットで外交デビューした。

   サミットには60カ国以上の首脳・閣僚が出席、各国が取り組む温暖化防止策について発表、議論を行うが、これに先立つ会議では国際舞台で初めてのスピーチを行った。ここでは英語力を活かして3分間にわたって進次郎節を披露。「10日前に大臣になったばかり」「(直前の登壇者が制限時間を超えて話し続けたことを皮肉って)日本は時間を守ります」とスピーチして会場を沸かせた。

国連女性幹部の助けでやっと記者団から解放

   国際政治に詳しい中林美恵子・早稲田大学教授は、英語版の進次郎節について「(英語力は)まだこなれた感じはしないが、若いなりに一生懸命頑張っている感じがにじみ出ている」と評価する。

   記者会見での発言も注目を集めた。小泉氏は隣に座る女性の言葉を引用して「気候変動に取り組むには、すべてが楽しく、クールで、セクシーでなければいけない」と発言。この小泉氏の発言に対し、環境団体がデモで、日本では2012年以降で50もの石炭火力発電所の新設や増設が計画されていることを取り上げ、「石炭ほどセクシーじゃないものはないと言いたい」とアピールする動きもあった。

   また、突っ込んだ質問にたじろぐシーンも。記者から「石炭は温暖化の大きな原因だが、脱石炭火力に向けて今後どうする?」と質問された小泉氏。即座に「減らす」と答えたが、記者から「どのように?」と具体策を尋ねられると答えに詰まった。6秒間の沈黙後、出てきたのは「私は大臣に先週なったばかり。同僚、環境省スタッフと話し合っている」と苦しいコメント。

   隣に座るクリスティアナ・フィゲレス国連気候変動枠組条約前事務局長から「これは日本だけの問題ではない。彼は大臣になって10日、何をすればいいのか分からなくても驚かない」と助け舟を出してもらい、その場を乗り切った。

   司会の国分太一「ほろ苦デビューとの声もあるが、小泉さんが外交に行くといろいろわかることもある」

   堀尾正明(フリーアナ)「今回の気候行動サミットは、行動を示して対策を話し合うものだ。ドイツのメルケル首相は削減のために何をするか具体的なことを明言している。明言できないのが弱いところ」

   千原ジュニア(お笑いタレント)「日本は時間を守りますといったのに、6秒(の沈黙)はちょっと長いかな」

   倉田真由美(漫画家)「減らすと断言したのがアダになった感じ」

みっちゃん