海外から戻った円城社長の息子・格馬専務が主導するリストラが急ピッチで進む石鹸メーカー「天天コーポレーション」の社内は、いまや誰が味方で誰が敵か分からない大混乱に陥ってしまった。
社長秘書・有本マリナ(ベッキー)がホステスとして勤める高級クラブで、ライバル会社執行役員や企業買収コンサルタントと密会していた吉村晃広営業部長(角田晃広)は沖縄に左遷されたが、新発田英輝経理部長(吹越満)、新島宗一郎総務部長兼リスク管理室長(モロ師岡)も同席していたはず。バラしたのは誰なのか。
経理部員・森若沙名子(多部未華子)のパスワードを勝手に使ってコンピュータにアクセスし、社外秘の売り上げデータを外部に漏洩させた人物は、同僚経理部員・麻吹美華(江口のりこ)がいみじくも「裏切者はいつだって、そうは見えない顔をしているものよ」と言った通り、森若にとって思いもよらぬ人物だった。
入浴剤開発に携わるリケジョ・鏡美月(韓英恵)と格馬専務の秘めたる関係も明らかとなり、鏡を自分のよき理解者だと思っていた森若は大きなショックを受ける。そんな疑惑や裏切りが渦巻く中、森若らは買収にかかわる重大な事実を見つけ、さらには格馬専務が進める経理のアウトソーシングを跳ね返す。
恋人の営業部員・山田太陽(重岡大毅)のプロポーズを、森若は受けるのか。今回が最終話だが、好評につき、早くも続編が検討されているという。(2019年9月27日よる10時放送)
寒山