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世界陸上「股下カメラ」使用制限!女子選手から批判――スタート直後に下半身アップ

   カタールのドーハで開催されている陸上の世界選手権で、「股下カメラ」が物議を醸している。スタートで選手が足をかけるスターティングブロックに組み込まれたカメラで、「位置に付いて」の時の表情を下から撮る。スタート後は、後ろ姿の下半身がアップになる。

   女子100メートルのドイツのジーナ・ルケンケムペル選手は、「露出度の高いランニングウェアでこのカメラにまたがることは、非常に不快です。あまりにも愚か」と批判している。

日本のセイコーが開発

   選手からの苦情を受け、国際陸上競技連盟(IAAF)はこのカメラの使用制限を決めた。カメラを開発したセイコーの担当者は「国際陸上競技連盟の依頼を受けて設置しました。『迫力のある映像を世界に届けたい』と言っていたんですが」と困惑している。

   山崎夕貴キャスター「事前に女性アスリートから意見を聞いてはいなかったのでしょうか」

   司会の小倉智昭「まさかこんな問題になるとは、セイコーも思っていなかったでしょう。たしかに、映像を見て、私もやりすぎなんじゃないかなと思っていました。カタールの世界陸上はスタート前に場内を真っ暗にするなど演出しすぎ。ああいうのは東京オリンピックではやりませんよね」