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市議会にマイボトル持ち込み禁止!見た目が悪いから全員同じペットボトル飲めーー千葉・成田市

   千葉の成田市議会は議員のマイボトルを持ち込み禁止にして、用意されたペットボトルものを飲むことになった。その理由が「見た目が揃うから」と、意味がよくわからない。

   成田市議会は市民から「行儀が悪い」との苦情を受けたことがあリ、ペットボトルから紙コップに注いで飲むのが慣例になっている。ところが、この夏に会津元子議員がマイボトルを持ち込んでいることが問題視され、議会運営委員会で「用意されたペットボトルのみ」と決まった。

   以前から自分で入れたお茶をマイボトルに入れて飲んでいた会津議員は、9月(22019年)の決算委員会で、委員長から突然「マイボトルの持ち込みはいけない」と注意されたという。

   仰天の決定に会津議員は、「環境の面から、私はマイボトルを使っていました。これだけマイクロプラスチック問題が出ているのに、成田市はペットボトルの回収量が年々増加しているんです。当然、ペットボトル処理の委託料も増加し、年間5000万円(2018年)ほど。財政面から考えても、マイボトルを推奨すべきなのに」と腑に落ちない。

まだある変なルール――議員と職員の懇親会には必ずコンパニオン

   ところが、会津議員によると、市議会にはマイボトル問題以外にも、首をひねりたくなるルールがあるという。年1回開かれる議員と市職員の懇親会では、女性コンパニオンを呼ぶのが慣例になっているのだ。

   「グッとラック!」スタッフが懇親会幹事の議員の家を訪れ、「いやらしい目的でコンパニオンを呼んでいるのではないのか」と直撃すると、「冗談じゃないよ。水割を作るなどのためにお願いしている。接客用じゃない。パーティーコンパニオンだ」と怒った。

   キャスターの立川志らく「本当のこと言われているから怒る。今、テレビ見ている人は全員笑っていますよ。こんな人がよく政治やっていられるなって」

   山岸久朗弁護士は「テロ防止のため、中身の見える用意されたペットボトルじゃないとダメということかと思ったら、見た目の問題なんですね」。

   市内には成田国際空港もあり国際文化都市に脱皮してもいい場所だが、足元の市議会ははかなり遅れている。