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千葉・ゴルフ練習場の倒壊鉄柱―台風19号襲来で大丈夫なの?オーナーは他人事「私も心配」

   台風15号で倒壊した千葉県市原市のゴルフ練習場の鉄柱の撤去について、解体業者がきのう10日(2019年10月)に住民説明会を開いた。練習場のオーナーも出席し、「こういう事態になり誠に申し訳ありません」と謝罪した。

   しかし、「(解体業者は)倒れかけている鉄柱は先にどかすそうです。ブルーシートをかけて、屋根が水漏れするんでしたら、そういうところをやっていただきたいなと思ってます」と相変わらず他人事だ。

被害住民「家がだんだん裂けてくる」

   台風19号によるさらなる被害についても、「もちろん心配してます」と言うものの、「自分の力では限度があります」「補償の話は私はわからない」などとのらりくらりと逃げる。

   業を煮やした住民らは「個々で話をするといったじゃないですか」「すみませんじゃねえよ、こっちの気も知らないで」などと強い口調で不満を訴えていた。

   自宅が被害を受けた松山高宏さんは、「鉄骨が倒れたまま、ネットもかかったままで、これが(台風19号の)強い風でどんな動き方をするのか。鉄柱が動いた場合、家がだんだん裂けてくるのではないか」と不安を募らせている。

   司会の小倉智昭「この状態で賠償責任保険に加入できるのでしょうか。できたとしても、相当お金がかかりそうですね」

   若狭勝(弁護士)「自然災害の場合は、そんなに簡単に練習場側に責任があるということにはなりません。台風の勢いが想定を超えるものだったのか、練習場の設置や運営において不備があったかという点が、ポイントになります」