2024年 4月 20日 (土)

小泉進次郎という「坦々抜きの担々麺大臣」がいる・・・官僚の作文読むだけの「つまんねーヤツだなあ」

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立川志らくという勘違い落語家がいる・・・あっという間で終りそうなワイドショーMC

   NHKの大河ドラマ「いだてん」は大河史上最低の視聴率で話題になったが、それでも打ち上げは「史上最大級だった」とフライデーが報じている。10月4日の港区の高級ホテルには、中村勘九郎、綾瀬はるか、橋本愛、松坂桃李、役所広司などが続々集まり、視聴率下げ男のビートたけしも来て、何をいっているのかわからない滑舌の悪い挨拶をしたそうだ。

   立川志らくという落語家がいる。談志の後継者だと、自分だけ思っているおめでたい人間だが、彼が10月からTBS朝の情報番組「グッとラック!」のMCになり、チョッピリ話題になった。だが、週刊新潮が報じているように、視聴率は、落語家だけに下げっ放しだそうだ。初回が2・9%、2回目も2・6%、3回目は2・3%と下げ止まらない。

   多少志らくを知っているものだから、気になって覗いてみたが、悪いのが一瞬でわかった。志らくの着物姿は朝から見たくない。それに画面がやけに広々としている。2人のアナウンサーの話し方も素人の域を出ない。志らくでは視聴者を呼べないのだから、もっと工夫がないと、あっという間に終わりになるかもしれない。

   中止騒ぎが波紋を呼んだあいちトリエンナーレ2019の中の「表現の不自由展・その後」が、10月8日に再開された。文部科学省が補助金を交付しないといい出したり、まさにこの国の言論・表現の不自由さをあぶりだす展示会になったが、再開されたからといって、手放しでは喜べない。

   一番の理由は、こうした展示をやろうとした津田大介芸術監督たちが、この不自由展がなぜ中止になってしまったのか、なぜ再開したのかを、はっきり説明できてないからである。作品に対する個々の想いはさまざまあって当然である。慰安婦像や天皇をコラージュした展示物に、いろいろな反応があるのは予想されたことだ。それでもこれをやらなければという強い思いが、主催者側からいまだに伝わってこないのだ。

   政治家や文科省などほっとけばいい。なし崩し的に中止し、なし崩し的に再開では、出品している側にも見る側にも、釈然としないものが残るだけだと思うが。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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