台風で自宅が浸水...被害に遭った後にやるべきことは? 災害対策のプロがポイントを伝授
2019.10.15 12:49
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感染症予防のため、後片付けの時は泥が肌に触れないように
写真を撮った後は片付けが始まるが、服装に注意する。帽子、ゴーグルやメガネ、マスク、長袖・長ズボン、軍手の上にゴム手袋、足元は長靴と、なるべく肌を露出しないようにする。
国崎さん「泥がいろんな菌や汚水を含んでいるので、できるだけ肌に触れないようにしていただきたいです。帽子はなぜ必要かと思うかも知れませんが、泥が乾くと舞って髪の毛に付着することもあるので、タオルでもいいので頭を保護してください」
泥かきをして家財道具を水洗いし、乾燥させた後は屋内の消毒だ。薬局やホームセンターで手に入る薬剤を使う。
家具や床に使うのが「ベンザルコニウム塩化物」。説明書きに従って薄めた溶液に雑巾をつけ、家具や床を拭く。
食器などは「次亜塩素酸ナトリウム」が主成分のものを使う。こちらも説明書きに従って薄め、食器をしばらく溶液に浸した後水洗いする。
薬剤は強力なので、皮ふがただれたり、アレルギーを発症したりするおそれがある。消毒時は手袋、ゴーグル、マスクの着用を忘れずに。
文
ピコ花子