2019年 11月 20日 (水)

台風で自宅が浸水...被害に遭った後にやるべきことは? 災害対策のプロがポイントを伝授

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   12日(2019年10月)に東日本を直撃した台風19号は、広い範囲に甚大な被害をもたらした。国土交通省の調査によると、堤防の決壊は14日夕方の時点で7県で37河川、52か所にのぼった。NHKのまとめでは、全国で約8000棟の住宅が水に浸かった。

   自宅の周りがまだ冠水している場合はどうすべきか。また、水が引いた後に取るべき行動は何か。災害対策に詳しい長岡技術科学大学の斎藤秀俊さんと、危機管理アドバイザーの国崎信江さんが教えた。

命の危険があるので、水が引くまで自宅に帰らない

   まずは自宅の周りの水が引いていない場合、避難している人は絶対に自宅に戻ってはいけない。

   斎藤さん「水の下に何があるかわからないからです。がれきにつまずいて転倒し、その時に頭を打ってしまうなど、思わぬけがにつながります。ふたの開いたマンホールなどは水を吸い込んでいるので、体を持っていかれる可能性があります」

   避難所で生活している人は防寒対策をしっかり取る。支給される毛布では足りない場合、新聞紙を肌と服の間に入れて腹巻代わりに使うと冷気を遮断できる。マスクをする、断水していなければ手洗い・うがい・歯磨きをしっかりするなど、感染症予防も重要だ。

   水が引いた後に自宅に戻ったら、まずは家の被害状況を写真に撮る。この写真は「り災証明書」を申請する時に必要になる。

   国崎さん「り災証明は国や自治体が支援金を出す時や、共済や保険の補償を受け取る時、民間企業の支援を受け取る時にとても役立ちます。被害があったらすぐに申請して下さい」

   森田洋平アナ「写真を撮る時のポイントは、まず浸水した高さがわかるように写真を撮ること。もうひとつが水に浸かった家財道具を一つ一つ撮影することです」

   水が引いた後に壁などに残った筋で浸水した位置がわかるので、床からの高さが写るように写真を撮る。家財の写真は、家財補償の保険に入っている場合の請求に役立つ。できるだけ後片付けをする前に撮影し、すでに外に出してしまった場合もなるべく早く撮影する。

感染症予防のため、後片付けの時は泥が肌に触れないように

   写真を撮った後は片付けが始まるが、服装に注意する。帽子、ゴーグルやメガネ、マスク、長袖・長ズボン、軍手の上にゴム手袋、足元は長靴と、なるべく肌を露出しないようにする。

   国崎さん「泥がいろんな菌や汚水を含んでいるので、できるだけ肌に触れないようにしていただきたいです。帽子はなぜ必要かと思うかも知れませんが、泥が乾くと舞って髪の毛に付着することもあるので、タオルでもいいので頭を保護してください」

   泥かきをして家財道具を水洗いし、乾燥させた後は屋内の消毒だ。薬局やホームセンターで手に入る薬剤を使う。

   家具や床に使うのが「ベンザルコニウム塩化物」。説明書きに従って薄めた溶液に雑巾をつけ、家具や床を拭く。

   食器などは「次亜塩素酸ナトリウム」が主成分のものを使う。こちらも説明書きに従って薄め、食器をしばらく溶液に浸した後水洗いする。

   薬剤は強力なので、皮ふがただれたり、アレルギーを発症したりするおそれがある。消毒時は手袋、ゴーグル、マスクの着用を忘れずに。

文   ピコ花子
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