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「船戸結愛ちゃん虐待死」父親に懲役13年は軽すぎる!殺人罪に問うべきだった

   東京・目黒で船戸結愛ちゃん(5歳)が虐待死した事件で、保護責任者遺棄致死罪などに問われた父親の雄大被告(34)に対し、東京地裁はきのう15日(2019年10月)、懲役13年の刑を言い渡した。検察側は懲役18年を求刑していた。

   裁判所は「もはやしつけという観点からかけ離れ、自らの感情に任せて行われた理不尽なものであったことは明らか」と判断し、「結愛ちゃんがこうむった身体的苦痛、感じたであろう苦しみ、悲しみ、絶望感は察するに余りある」と述べた。雄大は、判決が言い渡されている間、表情を変えることなく下を向いていた。

死ぬかもしれないと思いながら虐待・放置

   若狭勝(弁護士)「懲役30年まで言い渡すことのできる裁判なのに、かなり低すぎる判決だと思います。結愛ちゃんが死ぬかもしれないという思いを抱きながら放置したのは、殺人罪に匹敵するほど悪質なもの。今後の親による虐待死を防ぐ意味でも、もっと重くすべきだったと思います」

   伊藤利尋キャスター「保護責任者遺棄致死罪にしては重すぎるという意見もありますが、別の罪に問えばよかったということでしょうか」

   若狭「殺人罪に問おうと思えば、できないこともなかったと思います」