2024年 3月 19日 (火)

企業が欲しがる「サッカーよりラグビー元選手」品位、情熱、結束、規律、尊重を身に着けた理想的な会社員に

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   ラグビーW杯の盛り上がりがすごい。開幕前は、善戦はするだろうがベスト8入りまでは難しいだろうと、多くのラグビーファンも思っていたのではないか。それがまさかの連戦連勝でベスト8進出を成し遂げ、もしかするとオールブラックスと優勝を争うかもしれないところまで来たのは凄い。

   彼らを率いるのが15歳のときにニュージーランドから札幌の私立高校に留学してきたキャプテンのリーチ・マイケル(31)だ。当時は体重78キロだったが、400グラムのハンバーグを2つ、就寝前にはバターを塗った食パンを8枚、そば屋で子どもに英語を教える代わりに、そばを何枚もお代わりして、高校3年の時には100キロになっていたと週刊新潮が書いている。

   東海大で現在の妻と知り合い、2012年に結婚した。15年には珈琲好きが高じて、東京・府中にカフェを開いたそうだ。

   ドレッドヘアというそうだが、派手な髪型のラインアウト(サッカーでいうスローイン)でボールを投げ入れる堀江翔太(33)。妻と愛娘らが5時間かけて編み上げてくれるという。

   スコットランド戦で2トライを奪った福岡堅樹(27)は、幼稚園の頃から運動会で2位と半周差をつけていたというほど天性のスピードを持つ。福岡でも有数の進学校・福岡高校出身で、筑波大に一浪して入り、東京五輪後には医師を目指すといっていると、週刊文春が書いている。ピアノもうまく、父親が元ラガーマンだったこともあり、5歳の時からクラブでプレーをスタートさせた。姉は元劇団四季の女優で、ミュージカルも好きだそうだ。

   一人一人紹介できないが、昔からラガーマンはチームスポーツの最たるものだから、企業との親和性が高く、企業はサッカーよりもラグビー出身者を求める傾向があるといわれる。

   それに、ラグビー憲章というのがあるそうだ。「品位、情熱、結束、規律、尊重」が最も重視され、高いレベルのチームでプレーしてきた選手は、これらの精神を体現してきた存在とみなされると、経営戦略コンサルタントの鈴木貴博が週刊新潮で語っている。

   日本が1995年に17対145という最多失点記録をつくったオールブラックスことニュージーランドは、今回の日本の活躍を見て、「(日本とは決勝トーナメントが)別の山で良かった」とまでいっているとスポーツライターの斉藤健仁が週刊新潮で伝えている。

ラグビー支える女たち・・・石原ひとみも杉浦友紀アナも吉永小百合も熱狂的ファン

   日本の快進撃の裏には、女優たちの支えがあるとアサヒ芸能が報じている。今年の夏に行われた日本代表の網走合宿で、チームが練習をしている時、観客席に石原さとみが来ていたという「噂」が出たことがあったそうだ。確認はできなかったそうだが、石原はLINE公式アカウントで、「勝った―――――!!!! 誇らしい。嬉しすぎる」とメッセージを送っているそうである。

   NHKの杉浦友紀アナも大ファンだし、長年ラグビーを愛し、陰でサポートしているのが吉永小百合だ。<「東日本大震災の直後には、岩手県・釜石シーウェイブスに激励の手紙と『がんばろう!釜石』と書かれた約2000枚の特製Tシャツを送っています」(スポーツ紙記者)>

   東京オリンピックは、急遽IOCが暑さ対策のためマラソン会場を札幌に移すことを決めたため、大きな波紋が広がっている。選手村、合宿所、観客のホテルをどうするのか、問題山積である。こんなことは最初から分かっていたことなのに、何を今さらである。小手先の変更などではなく、オリンピックそのものを中止してしまったらいいと私は思う。

   盛り上がるスコットランド戦が終わった後、大手広告会社「電通」の吉野純・新聞局長(51)が神奈川県警に暴行容疑で現行犯逮捕された。競技場のゲートの柵に体当たりし、注意した警備のアルバイトの大学生(21)の顔を平手打ちしたというのである。

   電通は東京オリンピックにも、ラグビーW杯にも関わっているはずである。それも、新聞局長というのはエリートコースで、将来の社長候補がなるポストだそうだ。横浜地検は勾留請求せず、釈放したそうだが、ほとんどの新聞が実名と肩書を出したから、このままでは済まないだろう。次の週刊文春、週刊新潮がどう書くか、楽しみである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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