長崎県佐世保市の九十九(つくも)島動植物園「森きらら」のアライグマの1匹がエサ獲得のためにアピールするしぐさが話題になっている。
オスの10歳のカルー君で、他の仲間と少し離れた後ろで背筋をピンと立てて、右手をあげている。「ここに投げてください」と言わんばかりのポーズだ。見物客は自然とカルー君を目指してエサを投げる。すると、見事にキャッチ。
どうして手をあげるようになったのか。「森きらら」のアライグマ担当の由藤綾さんによると、カルー君は元来、動きが遅くて他の仲間にエサを横取りされることが多かった。それで考えたのか、6年前から始めたという。それ以来、一番人気になり、エサのゲット量、トップになった。
司会の羽鳥慎一「ほんとにかわいいですよね」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「あのポーズ、エサを投げたくなりますよ。子どもの時、棟上げ式があったでしょう、あの時、餅を投げるでしょう、あれと同じで、ちょっと離れたところで、手をあげると投げてもらえる。推奨しますね」
青木理(ジャーナリスト)「僕は逆にかわいそうに思う。野生だったら、自力でエサを取れるのに、もらわなくてはいけない。もらうために必死に愛嬌を振りまくのはかわいそうだなと」
この後、玉川と青木の論争は「社会福祉論」にまで発展したが、せっかくの可愛い話題に無粋なので割愛する。
一ツ石