2020年 12月 1日 (火)

知らぬ間に売買されてるあなたの仕事力、性格、経験値・・・SNSの利用履歴からAI解析

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   ネット上でつぶやく何気ないひと言や個人情報を知らないうちに集められ、AIによって能力や人格を点数化されてしまうということが、現実に起きている。転職したシステムエンジニアの女性は、知らない企業から突然ヘッドハンティングのメールをもらった。「初めまして。IT技術の知見が特に豊富で、カバー範囲が広いことに感銘を受けました。もしよろしければ一度弊社オフィスに遊びに来ませんか」と書かれていた。

   差出企業は、この女性が勉強中の技術や海外での経験まで把握していた。女性はビックリしながらも、自分の能力を高く評価してくれていると感じ、転職した。現在は、そこで新規事業開発を一手に担っている。

   この女性の能力を見出したのは、別の企業が開発したAI(人工知能)である。この会社はネット上の情報を分析し、隠れた優秀な人材を発掘するサービスを展開している。現在、143万人分のデータベースを構築しているという。

投稿をつなぎ合わせて人物像を生成

   AIが分析するのは、ツイッター、フェイスブックといったSNSやブログの記事だ。バラバラに投稿された情報をつなぎ合わせ、その人物像を生成し、評価していく。「いいね」の数、「いいね」をつけた人のレベルまでが計算・評価されているという。社長は「この技術を使えば、その人の天職に近いものをレコメンドできるのではないか」と話す。

   AIで採用予定者などのリスクを見つけ出そうという会社もある。企業から提供された履歴書の名前・年齢・学歴などの情報をもとに、対象者の同意を得たうえで調査を行う。SNSでの言葉遣いや投稿の時間などから、攻撃性、自己顕示欲、社会性などを数値化する。「はぁ?」「何言ってんの」など、独自の「ネガティブワードリスト」を自動的に検索し、対人関係リスクなどを把握する。

   また、「本性が出やすい」とされるツイッターなどの裏アカ(匿名アカウント)での投稿も特定する。現在、このサービスを利用している企業は大手を含め100社以上。年間およそ1万人の調査を行っている。「90%くらいはネット上の情報でその人の人物像がわかると思っている」とこの会社は説明する。

   早稲田大学の大湾秀雄教授は、企業が採用にAIを利用するようになった理由を「最適な人材を惹きつけることができるかが、企業の存続を脅かす重要課題になってきていることと、働き方改革による採用の効率化」と話す。

文   バルバス
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