2021年 9月 23日 (木)

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城南信金・吉原毅顧問に納得!「年功序列や終身雇用には、間違いなくメリットがあります」

   週刊現代から2本。最近、日本人が中国で逮捕され、有罪になるケースが増えている。9月中旬(2019年)に滞在先の北京のホテルで、北海道大学の岩谷將教授が中国当局に拘束されてしまった。中国近現代史研究の若きホープとして期待される逸材だという岩谷教授は、この9月から2年間の研究休暇をとっていて、中国社会科学院の招待で訪中していたのだ。

   このことは9月18日の産経新聞電子版が第一報を流した。10月23日、安倍首相は王岐山副主席との会談で、岩谷教授を早急に釈放するよう要求したが、ウンとはいわなかった。

   どのようなことで拘禁されたのか。ある教授は、中国共産党の「正義」の歴史がひっくり返る重要な資料を、岩谷教授が手に入れたのではないのか、それは「三反五反運動」ではないかと推測する。三反五反運動とは、1949年に毛沢東率いる中国共産党が中国を統一した後、中国国内の資本家階級を社会主義経済に従わせていった運動だ。この運動で383万人が厳しい拷問を受け、20万人以上が自殺に追い込まれたという。

   その資料を、中国の良心的な研究者が岩谷に託したのではないかというのである。それを絶対阻止したい中国政府が拘束したのか。ありそうな話ではある。

   もう一本は、ユニクロの柳井正社長(70)が「日経ビジネス」(10月14日号)のインタビューで話した内容に、批判の声が上がっているという話である。

   <件の記事は「このままでは日本は滅びる」と銘打たれ、柳井社長が徹頭徹尾、日本の行く末を憂いている。曰く、「日本は企業が成長しないまま、意味のない年功序列や終身雇用だけが残っている」「老人が引っ張っている会社ばかりが目につく。サラリーマンがたらい回しで経営者を務めるような会社が成長するわけがない」「そもそも、みんなと一緒にやるという横並び意識が強すぎる」

   かように、日本社会に対して大批判を繰り広げているのだ>(週刊現代)

   それに対して、城南信用金庫顧問の吉原毅はこう反論する。<「年功序列や終身雇用には、間違いなくメリットがあります。年次とともに右肩上がりで昇給していったほうが、社員も先を見通せるし、安心して生活を送ることができるでしょう。それが結果として、目の前の仕事に集中し、全力を注ぐことにも繋がる。いい循環が生まれるんです。

   サラリーマンは、入社してから家庭を持ち、家族が増えるケースがほとんどです。それに伴って、ライフサイクルに応じた報酬を受け取る。これは人間が社会生活を送る上で、必要不可欠です。どのような時代であっても、働く人の人生にきちんと寄り添った制度ならば、それは肯定すべきでしょう」>

   また、公務員を減らせという主張には、<「彼は国会議員や地方議員も減らせと主張しています。ですが、農業問題に科学技術、金融問題など、各分野に詳しい人材がいるからこそ、新たな法律が出来る。会社のリストラのように数を減らせ、というのはいささか無理があります。

   多様な人材を切り捨ててしまうことが、結果として日本社会の不利益に繋がる面は否定できません」(社会工学者で京都大学教授の藤井聡)>

   週刊現代はこうまとめる。<日本はいま7人に1人が貧困にあえぐ「超格差社会」。二極化が進むあまり、国が歪な形になり果てている。同時に国際的な競争力も加速度的に落ち込み、沈んでいくのを待っているかのような状況だ。それだけに、今回の柳井社長の「警告」には大きな意味がある>

   意味があるのはわかるが、勝ち残っている強者のいい分ではないかと思うのは、私の僻みだろう。

   美しすぎるオバアチャン・八千草薫が亡くなった。享年88。彼女の生き方のモットーは、中国語の「馬馬虎虎(まあまあふうふう)」だったという。略奪愛した夫、映画監督の谷口千吉(故人)が、日本語では「いい加減」という意味で、君はこういうふうに生きてみたらと教えてくれたという。人間万事、まあ、いいか。いい言葉だ。(文中一部敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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