2019年 11月 17日 (日)

また世界遺産が火災危機に!白川郷を守った村人たちの「日頃の頑張り」頼みでいいのか!

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   5日(2019年11月)午後2時過ぎ、世界文化遺産に登録された白川郷(岐阜県白川村)近くで、物置小屋と配電設備小屋が全焼する火災が発生した。行楽シーズン真っただ中で当日は1万人以上の観光客が訪れていた白川郷。消防車5台が出動し、辺りは一時騒然となったが、およそ1時間半後に鎮火。現場から目と鼻の先にあった白川郷は、住民の徹底した火への備えで延焼を免れた。

   合掌造りの家屋が数多く残り、今でも人々の生活が営まれている白川郷では、かやぶき屋根の家屋1棟1棟に「放水銃」が設置されている。火の粉が飛んでこないように放水する設備で、集落全体に59基設置されているが、今回の火災ではすべて作動された。「火災が発生すると、みなさん自主的に放水銃をすべて出すということにしています。みなさん操作方法は知っています」と白川村役場の担当者は話す。

1日4回住民が防火の見回り、年1回放水訓練

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   また、映像を見ると、村人の一人が火災現場で火元とは別の方向に放水しているのがわかる。火の粉が飛び移るのを防いでいるのだ。かなりの数の合掌造りが焼失した歴史を持つ白川郷では、過去の教訓が知恵となり今に生かされている。

   白川村では1日4回、住民による防火の見回りが行われ、年1回放水訓練が行われる。今年の放水訓練は、先月10月27日に行われたばかりだった。

   しかし、10月31日には沖縄の首里城が全焼したばかり。木造の建築物が多い日本の文化遺産の保護をめぐっては課題が多く残る。

   箕輪厚介(編集者、実業家)「歴史的建造物はそのまま残さなければいけないが、配電設備や防災設備は最新のものを導入しないといけない。それがなっているのか疑問です」

   ロバート・キャンベル(東京大学名誉教授)「文化遺産に認定されたら文化庁と自治体が予算をつけてメンテナンスしないといけないのですが、足りないという声をよく聞きます。白川郷は村人の自主的な頑張りで救われたけど、我々としてそれでいいのか」

文   ピノコ | 似顔絵 池田マコト
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