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<スカーレット>(第35話・11月8日金曜放送)
丸熊陶業で働き始めた喜美子 火鉢の「絵付け」にたちまち魅せられた!どうやって描くのだろう

   喜美子(戸田恵梨香)は大阪での下宿屋「荒木荘」の女中をやめて、3年ぶりに信楽に戻った。また明るい雰囲気がもどり、笑いが溢れるようになった。家族の中でも、とりわけ喜美子の帰郷を喜んだのは父の常治(北村一輝)だ。喜美子に酒量を減らすように釘を刺されてもご機嫌である。

   喜美子は正式に丸熊陶業で働くことになった。仕事は社員食堂のお手伝いだ。荒木荘での仕事と比べて、簡単でやりがいを感じられないが、借金を返すためだ。

   昼食の配膳の仕事がひと段落して、作業場にやかんを持っていこうとした喜美子は、絵付け部の前で足が止まった。絵付け火鉢に目を奪われたのだ。思わず立ち入り禁止の作業場に入ると、火鉢に施された山水や花々、タヌキなどの絵に見入った。奥では数人の絵付け職人がいて、筆を動かしていた。

   「きょうから丸熊陶業で働かせてもらいます、川原と申します。あの、何してはるんですか。見せてもらってもいいですか」と聞くと、強面の親方に「関係者以外、立ち入り禁止や」と怒鳴りつけられ、追い出されてしまう。

絵付け職人たちは会社とモメているらしい

   その後も、絵付けの光景が忘れられない喜美子は、小さな炎が胸の奥でちらちらと燃えだしたかのようなときめきを感じていた。学校から戻った丸熊陶業の社長令嬢、照子(大島優子)に「あの、なんか絵みたん描いている人たちいるやん」と、気になっていることを聞いてみた。

   照子によると、彼らは絵付け職人で、絵付けの火鉢に力を入れている丸熊陶業ではなくてはならない存在だが、親方と照子の父である社長が揉めていという。(NHK総合あさ8時)