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兵庫・相生市でも作品展示めぐって対立!市側の「ふさわしくない」に書家は差し替え拒否

   「美術展の出品作をめぐって書道家と自治体が対立しています」と、山崎夕貴キャスターが兵庫県相生市の騒動を伝えた。先月(2019年10月)の市芸術展に出展された「滅び行く町相生」と題する舟瀬勍三郎(けいざぶろう)さん(78)の書を市が展示拒否したのだ。「文化発展のない所はやがて衰退する。我が相生はその典型的な一例である。すべての市民がこの危機的な状況を深く肝に銘じるべきではないか」と書いて訴えた。これに市教育委員会が差し替えを要請した。

   舟瀬さんは「インパクトを与え、町が少しでも良くなるように」と出展理由を強調するが、浅井昌平教育長は「不快な思いをする市民が多く、市のイメージに悪い」という。浅井教育長は「『頑張れ相生』というタイトルなら許せる」としたが、舟瀬さんは「そんな平凡なタイトルでは活性化につながらない」と反論し、平行線だ。

出展を頼んでおいて「これじゃ困る」

   司会の小倉智昭「いけないの、これ?」

   三浦瑠麗(政治学者)「良い悪いではなく、思いをもって書いたのならいいのではないか。人間としての考えを表して、議論があっていいですよね」

   書は最後まで展示された。森本さやかリポーターは「舟瀬さんは権威ある芸術展でトップ賞をとったこともある人で、市側が毎年出展をお願いしてきたので、開会するまで(内容が)わからなかったらしいです」

   為末大(陸上元日本代表)「お願いしたのなら、(内容は)任せてねといいたい。心に余裕をもって観たほうがいいですよ」