J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

<スカーレット>(第37話・11月11日月曜放送)
初めて絵付けをした喜美子はもう夢中!先生はタヌキの置物そっくりの高名な日本画家だった

   火鉢の絵付けを学びたいと訴える喜美子(戸田恵梨香)を、丸熊陶業の社長は「試しに」やってみろと、作業場へ連れていった。そこには見知らぬ男(イッセー尾形)が座っていた。聞けば、新しい絵付け職人で、深野心仙という高名な日本画家だという。

   深野はそこにある火鉢をみて、「ほう、ええ色に焼いていただいて」と目を細める。「いやいや、さすが先生、品のいい絵柄です」と社長。喜美子も近寄って「わあ」と目を輝かせた。

   社長「そや、先生、この子が、ゆうてた子です」

   喜美子「はじめまして。川原喜美子と申します」

   深野は大きなくしゃみをする。

   社長「絵付けやってみたいゆうて。ええですか」

   深野「ええよお。君らもええか」

   傍らの弟子二人もうなずいた。

お父ちゃんは勝手に喜美子の結婚相手を探してまた泥酔

   失敗しても構わないからといわれ、さっそく練習用の素焼きの皿や鉢に見よう見まねで絵付けをやってみる喜美子。難しいがとても楽しい。好きな桔梗の花を描いてみる。のぞきに来た弟子二人は、「上手やな」と関心する。「こんなんやるの、好きなん? 女の子で珍しいなあ、ねえ、フカ先生」

   深野は窓際のひだまりでうつらうつらと居眠り。まるでころんとした信楽焼のタヌキの置物のようだった。弟子たちは「いつものこやな」と笑う。

   そのころ、父親の常治(北村一輝)は飲み屋で喜美子の結婚相手を探して酔っ払っていた。(NHK総合あさ8時放送)