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京都祇園が外国人観光客のマナー違反に怒り心頭!「パパラッチ」に怯える舞妓さんたち

   京都の祇園で外国人観光客のマナー違反が横行し、住民たちは怒り心頭だ。私道に入り込んで一般住宅の玄関前で写真撮影する、舞妓さんをしつこく追いかけまわす、バス待ちの行列でゴミをちらかすなど。「私道での撮影禁止、違反すれば罰金1万円」の看板を出す町内も登場した。

   看板を設置した「祇園南側地区まちづくり協議会」常任理事の太田磯一さんは「実際の徴収システムは作っていない。抑止力にという気持ちです。拘束力はないが、ルールを知ってほしい。そもそも祇園は観光地ではありません。外国人観光客には来てほしくない」と言い切った。

ミッキーやミニーのように追い回される舞妓さん

   一番の問題は「舞妓パパラッチ」だという声もある。上路雪江リポーターが先週8日(2019年11月)、舞妓さんが出勤する夜6時ごろに行ってみると、カメラを持ってお茶屋の前からつきまとい、タクシーを取り囲む外国人観光客が大勢いた。渋滞し、他の車からクラクションを鳴らされても、いっこうに動じない。

   住民は「外国人が舞妓さんと無理やり肩を組もうとしたり、自宅まで追いかけたりしています」「舞妓さんを見ると、ミッキーやミニーちゃんを見つけた感じで走り出します」と迷惑を語る。舞妓の豆誉さん(17)は「外国人に袖を破られ、タバコの吸い殻を入れられた人もいます。迷惑で、怖い」と話した。

   キャスターの立川志らく「悪気はないのだろうが、罰金で解決するかねえ」

   安部敏樹(社会起業家)「実際には払わないとテレビで言っちゃダメですよ。多くの人が来ると、観光地は疲弊する。罰金でなく、入場料をとったらどうか」

   松崎一葉(筑波大教授)「ある程度はとらないと防げない。観光地と思っていないから。日本人は大人の配慮があるが、配慮のない外国人は規制せざるをえない」

   森井じゅん(公認会計士)「観光公害はあります。エリアを限定するとか、制度をなんらか変えていかないと」