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友人の元カレ宅に荷物を取りに行き殺された? 21歳女性「警察呼んで」と必死のSOSライン

   11日(2019年11月)未明に栃木県真岡市のアパートで男女2人が刃物で刺されて倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された。亡くなったのは大竹七海さん(21)とこの部屋に住む29歳の男だ。大竹さんは、男の元交際相手Aさんの友人で、最近同棲を解消したAさんの代わりに、部屋に荷物を取りに行って事件に巻き込まれたようだ。警察は、男が大竹さんを包丁で刺した後、自殺した疑いがあると見ている。

   大竹さんと男は、面識がある程度の関係だったが、いったい何があったのか...。アパートの玄関側をとらえた防犯カメラの映像を見ると、11日午前0時ごろ、大竹さんと見られる人影が部屋に向かうった。その後、大竹さんがAさんのカギを使って玄関を開けると、男と鉢合わせたと見られる。ちなみにこの時、Aさんは友人男性と近くのコンビニで待機していた。

刺されながらSOSのラインと電話、上半身に15か所の傷

   午前0時20分過ぎ、防犯カメラは大竹さんと男と見られる2人の人影がアパートを出る様子をとらえた。その10分後、2人はまたアパートに戻った。

   この直後、コンビニで待つAさんの元に「警察呼んで」とラインが届く。さらに、午前0時40分後には「私が血を流している」という趣旨の電話がかかってきた。Aさんは巡回中のパトカーを止め、通報。その10分後にも大竹さんから「早くして」と電話がかかってきた。これが大竹さんからの最後のSOSだった。

   午前1時20分、警察官が部屋に駆けつけると、2人は倒れていた。大竹さんは上半身の前と後ろを約15か所刺されていた。男性は胸に包丁が突き刺さった状態だったという。

   下の階の住人男性は「もみ合っているような音がしていた。『助けて』と言ったあと静かになった」と話している。

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「女性は女友達の恋愛についてすごく親身になって聞く。経過もずっと聞いていただろうし、『じゃあ荷物取りにいってあげるよ』ってなりがちです。でもこういう事件を見ると、複数人で行動しなきゃいけないとか、ほかに男性がいた方が好ましいとか、すぐに警察に連絡できる体制で行かないといけないんだなと思います」

   司会の加藤浩次「Aさんが同棲していた男性のことをどう思っていたのか、DVみたいなことがあったのか...。これから警察が調べるでしょう」