2019年 12月 8日 (日)

人知れず書き進められていた、民間出身妃殿下の心情ノートを基にした女官長目線の物語
<プリンセス美智子さま物語 愛と苦悩の奇跡>(フジテレビ系)

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   令和の即位パレードを見ていたら、このドラマが始まり、つい終りまで見てしまった。地方から泊りがけで上京してきて、即位パレードを並んで見物する何万人もの皇室ファンのエネルギーには敵わないが、美智子上皇后の民間人輿入れに関しては色々と仄聞していたので、どんなに賛美たらたら物語かと思って恐る恐る見た。
   賛美たらたらは全くなし。美智子妃殿下が民間人として初めて皇太子の妃になってから、あらゆる逆風の中で人知れず苦悩していた気持ちを綴っていたノートが存在していた。それを一字一句違わずに知人が書き写したものを基にしている。当時の週刊誌記者・宮本ひろ子(上白石萌音)が現在は83歳でノンフィクション作家(草笛光子)になっていて、彼女がそのノートを読み進めるのだ。
   香淳皇后派の華族会重鎮・藤永菊子(若村麻由美)は、反美智子派の急先鋒で、美智子教育係兼叱責係の女官長・浜村時子(永作博美)は何かと美智子様に注文を付け口うるさく指導する。だが、彼女の苦悩とたゆまない努力を見て、次第に同情と共感と理解に傾く。
   8年間もの女官長の退官申し出に美智子様は「後2年続けて」と慰留し、計10年も務めた。最後はボスの菊子に対して、時子は決然と反旗を翻すのである。小意地の悪い若村と、菊子に命令されながら、美智子様の心情に共感してゆく女官長を演じた永作の2人、共に元華族階級の品位と窮屈さと女たちのどろどろを上手く演じた。(放送2019年11月10日16時~)

(黄蘭)

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