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「桜を見る会」私物化で安倍首相が20分だけ釈明「これで国民への説明責任は終わりか?」

   公式行事の私物化や税金の無駄使いと批判される「桜を見る会」について、安倍首相が先週15日(2019年11月)、20分にわたって記者のインタビューに応じた。問題が表面化した後の13日には来年の開催中止に触れただけで、記者団から足早に去っていたのだが、その2日後に異例の対応だった。

   司会の国山ハセン「果たして疑惑は晴れたのでしょうか」

   首相は安倍後援会が前夜祭として開いたホテルのパーティーを「参加費は自己負担、安倍事務所や後援会の収支はない」と、1人5000円を集めてホテルの領収書を渡したと話した。桜を見る会そのものは「長年の慣行で(招待者を)推薦し、人数が多くなった。反省し、見直しを決めた」とした。

「説明はアリバイ作り。850人も呼んだ首相はいなかった」

   これには「説明はアリバイ作り。850人も呼んだ首相はいなかった」(政治アナリストの伊藤惇夫氏)、「これで国民への説明責任は終わりか。会費5000円の見積書や計算書を公開するべきだ」(流通経済大の龍崎孝教授)といった批判も出る。

   森井じゅん(公認会計士)「後に検証できるようにするのが説明責任の前提です。招待者名簿を野党が要求したその日に破棄したという問題は大きい。ナアナアですませてはいけません」

   キャスターの立川志らく「大事な文書は(政府自民党に)預けてはいけない。破棄されちゃう」

   伊沢拓司(YouTuber)「公選法との問題をしっかりさせておかないと」

   松崎一葉(精神科医)「これぐらいやっておけば国民は忘れてくれるだろうと意識した面もあるのか。李下に冠を正さずというが、地位のある人は疑われるようなことをしてはいけません」