J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

織田信成「涙のモラハラ提訴」に関西大学、女性名物コーチともダンマリ作戦

   フィギュアスケートの元五輪代表、織田信成氏(32)がきのう18日(2019年11月)、モラルハラスメントを受けて関西大学アイススケート部の監督辞任に追い込まれたとして、同部の濱田美栄コーチ(60)に1100万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。

   織田さんは2017年に監督に就任したが、2年半後の今年9月に辞任した。「氷上で5人一緒に滑らす危険な練習をやめてと濱田コーチに伝えたら激高され、無視や陰口が続き、言葉でも傷つけられた」「今年1月には練習時間を学業に支障のない夜間に変更しようとしたところ、強くにらみ続けられるなどの嫌がらせがエスカレートし、恐怖を感じた」という。3月には発熱し、8日間入院した。コーチに謝罪を求めたが、「義務はない」と伝えられたそうだ。

「5人一緒に滑らす危険な練習をやめて」と注意したら...

   織田さんは「濱田コーチは一番権力や発言力があり、僕をふくめ誰も何も言えない状態だった」と話し、40分間の記者会見で涙ぐむこともあった。

   濱田コーチは「訴状が届いておらず、シーズン中でもあり、現時点でのコメントは差し控えたい」としている。今年10月に週刊文春の取材に「(ハラスメントは)ないですよ。織田君は解説者やタレントの片手間に監督をやるので大変だったろうが、関西大学の看板なので戻ってほしい」と語っていた。

   スポーツライターの小林信也氏は「リンク内での縄張り争い。力のある人が主張を強くしている」と観察する。

   岩清水梓(元なでしこジャパン選手)「監督とコーチの対立は選手に限界を感じさせる。派閥もできる」

   キャスターの立川志らく「有名人だからと監督に呼んだ点に問題がある。選手の意見を聞きたいね」

   その関西大学は「コメントを差し控える。シーズンに入り、この時期の提訴は残念です」と、ダンマリを決め込んだ。織田さんが調査を要請しても報告はなく、監督辞任の理由を「多忙のため」と発表していた。

   堤達生(ベンチャーキャピタリスト)「隠ぺい体質を感じます」

   志らく「完璧に逃げている。大学がちゃんとしていればこんなことにならない」