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女性スタッフの「生理バッジ」に識者が疑問 「特別視している発想のあらわれ」

   シェイクスピア研究やフェミニスト批評が専門の北村紗衣・武蔵大学准教授が22日(2019年11月)にツイッターを更新し、同日に大丸梅田店でオープンした女性向け新ゾーン「ミチカケ(MICHIKAKE)」で、スタッフが本人の希望に合わせて生理中であることを示す「生理バッジ」を試験的に用いることに苦言を呈した。

   北村氏は、21日付WWD JAPAN.comの記事「女性の性と生理にフォーカスした新売り場を大丸梅田店がオープン スタッフの"生理バッジ"も導入」を引用し

「これ、『本人の希望に合わせて、生理中であることを示す"生理バッジ"を試験的に導入している』っていうの、店員が希望でバッジ着用をOKしていたとしても、店の戦略としておかしいと思うんですよ。生理を特別視している発想のあらわれだから」

と、ツイート。続けて

「これが生理じゃなく下痢やおできだとしたらそういうことしないよね?生理ってそれこそただのプライベートな生理現象で、生理についてオープンに話せるっていうのは下痢やおできと同じレベルで話せることになるってことだと思うんですが、なんか特別視してるからバッジ作ろうとかいう発想になる」

との見解を示した。