2024年 4月 24日 (水)

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社員の平均年収2088万円!「キーエンス」って何やってる会社?

   週刊ポストが「『キーエンス』ってどんな会社?」をやっている。<東京株式市場で異変が起きた。近年、日本企業の時価総額上位は1位がトヨタ、2位がNTT、3位 NTTドコモ、4位ソフトバンクGまでが不動の4強だった。

   ところが、去る11月1日、ある会社が時価総額9兆円を突破し、ソフトバンクGを抜いて4位に躍り出た。株式会社キーエンスである>(週刊ポスト)。11月1日終値で7万4470円。

   キーエンスは社員総合職の平均年収も2088万円と断トツ1位。その割には知名度が高くない。週刊ポストによれば、社名から外資系企業と誤解されることも多いが、同社は74年に滝崎武光が兵庫県尼崎市で設立した創業45年の日本企業だ。

   <社名はキー・オブ・サイエンスに由来しており、自動車や精密機器、半導体製造の工場などの生産工程を自動化するセンサーや画像処理システムを手がけている。

   現在は大阪に本社を置き、従業員数は7941人(19年3月期)。46か国210拠点で事業を展開し、25万社と取引があり、いまや売り上げの半分を海外が占める>(週刊ポスト)

   自社製造の代わりに、キーエンスが力を入れているのは、圧倒的な営業力だという。<キーエンスは、もはや製造業というより、営業専門の会社です。顧客である企業のニーズを徹底的にヒアリングして困っていることに関する情報を膨大に集め、データベース化して商品開発に活かし、今までなかったオンリーワンの製品を生み出している。類似商品が他にないので、顧客としては高くても買う。さらに同社は、同じ課題を抱えている会社に横展開して営業することで収益を伸ばしている」(公認会計士の川口宏之)>

   キーエンスの営業利益率は54% (19年3月期)に達しているという。自動車業界ではダントツの営業利益を誇るトヨタでも8.2% (19年3月期)で、まさに桁違いなのだ。

   週刊現代はオランダの年金制度が優れていると報じている。アメリカのコンサルティング会社、マーサーがまとめた、各国の年金制度を比較するレポートで、日本は37の国と地域のうち31位。2年連続で1位に輝いたのがオランダだ。人口1718万人、決して大国というわけではないのに、11年のうち10年で1位もしくは2位に輝いているという。

   オランダの年金制度において特筆すべき点は、資産 (年金の基金)が圧倒的に潤沢であること。2つ目は、所得代替率が非常に高いという点。現役時代の収入に対してどれくらいの年金をもらえるかを示す所得代替率は、日本の場合61.7% (2019年)だが、オランダは70%と高い。年金保険料が高いためだ。月収42万円の単身者モデルで、日本は月額3万7500円程度だが、同じ条件ならオランダでは約10万円も年金保険料を払う。日本の消費税に当たる付加価値税も21%と高い。

   しかし、オランダ国民は公的年金だけでも、最大で年に1万5459ユーロ(185万円)を受け取ることができ、自営業者も含めて労働者の95%が職域年金に加入しているため、年金制度の持続性が十分に担保されているから、不満は少ないようだ。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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