2019年 12月 14日 (土)

道の駅やファミレスの駐車場で長時間たむろする車上生活者の事情を調べたルポ。冷たい日本の現実を突きつけられる
<クローズアップ現代 車上生活 社会の片隅で>(NHK総合)

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   一昔前は路上生活者が問題になり、節季になると公園で炊き出しのニュースがテレビで流れた。今は違う。車上生活者が激増している。道の駅のパーキングの隅の隅。ファミレスの駐車場。72歳の元運転手は失職後、アパート代が払えず車上生活になったが、勧める人がいて生活保護を申請しようと役所を訪ねたら、車を持っているので即、ケンモホロロに却下された。
   年金の出る1日前の深夜零時にATMの前で金を下ろし、5リットルのガソリンを買い、トボトボと歩いて駐車場に帰る。消えた。
   福岡の27歳は1か月前までは派遣社員だったが、子供の時に両親が離婚、父親に引き取られた家で、じいちゃんに虐待された。父親は見て見ぬふり。そのトラウマで人間関係がうまく築けない。
   他にも夫のDVから逃れている人、妻が認知症で徘徊するので、近所迷惑だと車上生活になった72歳。などなど、関東地方だけで9人もの車上生活者が亡くなっている。脳梗塞や夏は熱中症、10年前のホームレスとは全く変わってきた。社会との交わりが閉じられてしまった冷たい社会になっている今の日本。NPO法人の「久留米越冬の会」の主催者が言うのは、今の車上生活者たちは決して貧困だけが理由になっているのではないという。ともすれば彼らの生活力のなさと努力の足りなさを指摘したくなるが、当放送のディテールを見ると、あながち決めつけられない。続編の取材を待つ。(放送2019年11月19日22時~)

(黄蘭)

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