2019年 12月 14日 (土)

天海祐希が爽やか。夢と現実のギャップの大きい現代に苦労する磯野家の人々のその後。脚本も演出も素晴らしい
<フジテレビ開局60周年記念 アニメ「サザエさん」放送50周年記念スペシャルドラマ企画「磯野家の人々~20年後のサザエさん~>(フジテレビ系)

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   20年後のサザエさん(天海祐希)は元気な主婦で頑張っているが、カツオくん(濱田岳)は親の反対を押し切って洋食屋をやったはいいが、近くにショッピングモールが出来て開店休業状態。マスオさん(西島秀俊)は会社で上司にこき使われ、息子のタラちゃんは目下就活中なのに何社受けても内定ナシ。結局世界放浪の旅へ。
   原作にはないタラちゃんの妹・ヒトデはサザエさんが作ってくれる可愛い人顔の弁当が恥ずかしいと忌み嫌い、食べないで帰る。サザエさんの明るい奮闘努力がみんなうまくいかない。これが最後という花火師が期待した当日、台風が来て花火はオジャン。寂れた商店街を盛り上げようとしていた盆踊り大会も暴風雨でぐじゃぐじゃ。
   磯野波平(伊武雅刀)がかつて庭に植えた木がポッキリ折れて倒れる。ワカメちゃん(松岡茉優)はアパレルデザイナーになれたはいいが、7年経っても自分のデザインは採用されない。一家全員が理想と現実の狭間で苦労し、夢を失いかけている。全員が集った夕食時にサザエさんが一発かます。本心を述べやりたいことをやろう。
   1日遅れの花火大会の夜に縁日も開かれ、ヒトデの弁当も友達に褒められて喜んで食べる。予定調和の展開だが、天海の爽やかキャラクターが大成功で演出(鈴木雅之)も素晴らしい。最初の方で画面を横切る猫ちゃんの効果!や弁当の猫の耳が食われた後に可愛い猫のキョトンとしたアップの顔など。近来にない佳作ドラマである。(放送2019年11月24日20時~)

(黄蘭)

採点:2
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