きょう3日(2019年12月)の「クイズとくもり」コーナーは、冬が旬の「長ねぎ」がテーマだ。副島淳リポーターが「実は今の時期こそ嬉しい効果があるんですよね」と切り出した。
ねぎやにんにくを研究すること40年という医学博士の有賀豊彦さんが解説する。「ねぎの白い部分には硫黄成分がたくさん含まれていて、食べると体が温まるんです」
硫黄成分には血流をアップさせる効果があり、冷えが改善されるというわけだ。
さらに、普段捨ててしまいがちな青い部分にも、冬に嬉しい成分が含まれているという。
有賀さん「内側にあるヌルという粘液成分が、免疫力を上げることがわかったんです」
この「ヌル」はレクチンという成分で、風邪のウイルスなどと戦うメン栄細胞を活性化してくれる。
硫黄成分もレクチンも熱に強いので、有賀さんは料理して残さず食べるよう勧める。
日本料理の達人・野永喜三夫さんが教えたのは、青い部分までおいしく食べられる「ねぎまのお椀」のレシピだ。「するするそばのように、ねぎが無限に食べられる最高の一品です」(野永さん)
長ねぎ(1本)は根を切り、白い部分と青の部分を切り分けたら、それぞれ縦半分に切ってから2ミリ幅の長めの斜め薄切りにする。硬い青の部分も細切りにすることで食べやすくなる。
水(900ミリリットル)と塩(3グラム)、濃い口しょうゆ(小さじ1)、みりん(大さじ1)、顆粒だし(和風、3グラム)を鍋に入れて沸かし、まぐろの刺身(6切れ)を入れる。
まぐろの色が変わったら、ねぎの白い部分を鍋に入れ、1分煮る。次に青い部分を入れ、30秒煮る。加熱時間を短くすることで、白い部分の甘味、青い部分の色と香り、シャキシャキの食感を活かせる。
試食したゲストの三林京子さん(俳優)「シャキシャキ!おつゆがあっさり、コクもあります」
ゲストの氷川きよしさん(歌手)「おいしい。すごく甘味がありますね」
博多大吉キャスター「ねぎがめんみたいになるってどういうことだろうと思ったけど、食べたらわかる。本当すすれます」
まぐろではなく脂が乗ったはまちやサーモンの刺身、豚バラ肉を使ってもおいしい。