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芸能界の暗い1年象徴、流行語大賞にエンタメ系初めてゼロ 唯一「闇営業」だけ脚光浴びる

   今年話題になった言葉に贈られる「2019ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が2日(2019年)に行われ、ラグビーW杯日本代表のスローガン「ONE TEAM」が年間大賞を受賞した。

   ドラマやお笑いなどエンターテインメント系から1語もトップ10に入らなかった。これは賞が始まってから35年、異例のことだ。唯一、芸能界関連用語として「闇営業」が入ったが、受賞者は反社会勢力との関りをスクープした「フラッシュ編集部」。闇営業問題や相次ぐ芸能人の薬物事件、元NGT48の山口真帆の暴行被害騒動など、暗い話題が続いたエンタメ界の1年を象徴している。

かつては「倍返し」「じぇじぇじぇ」など大賞の独占も

   かつては、お笑いギャグの一発ネタやドラマの決めセリフが年間大賞をとってきたものだった。「じゃあ~りませんか」(91年)、「同情するならカネをくれ」(94年)、「だっちゅーの」(98年)、「おっはー」(00年)、「なんでだろ~」(03年)、「どげんかせんといかん」(07年)、「ゲゲゲの~」(10年)、「ワイルドだろぉ」(12年)、「倍返し」「じぇじぇじぇ」(13年)、「ダメよ~ダメダメ」(14年)などだ。

   

   少なくてもトップ10には、毎年必ず入った。たとえば15年は「安心して下さい、はいていますよ」、16年「PPAP」、17年「35億」、18年「おっさんずラブ」「ボーっと生きてんじゃねーよ」などだ。いかに今年の芸能界がネガティブだったかわかる。(テレビウォッチ編集部)