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「私も大好き。一緒に死のう」新宿ホスト殺人未遂のガールズバー元店長女性 淡々と犯行語った怖さ

   東京・新宿でホストの男性を殺害しようとして殺人未遂に問われているガールズバーの元店長・高岡由佳被告(21)の初公判が、きのう3日(2019年12月)に東京地裁で開かれ、検察はきょう4日に懲役5年を求刑、判決はあす5日に言い渡される。

   検察側の冒頭陳述によると、高岡は昨年10月(2018年)、客として訪れた被害者男性と知り合い、男性のホストクラブに週に2、3回通うようになり、毎回5万円から60万円使ったという。「通い始めてすぐ好きになりました。すべてが好きだった」といい、男性から「将来結婚しよう。9月にホストをやめるから」と言われたという。

   高岡は男性と一緒に住むために新宿区のマンションに引っ越したが、その3日後、帰りが遅い男性に嫉妬し、「死にたいと言う気持ちが強くなった。殺して自分も死のうと。とてもつらくて一緒にいるには殺して死ぬしかない」と思い詰めた。そして、帰宅して寝ている男性の腹部に包丁を刺し、気づいた男性が「わかった。大好きだから一緒にいよう」と言うと、「私も大好き。一緒に死のう」と覆いかぶさってきたという。

   男性は高岡を突き飛ばして外に逃げ、高岡はコンタクトレンズが外れたのでメガネを取りに戻り、たばこと携帯をもって追いかけた。「エントランスに横たわっている彼を見つけ、すごく後悔して110番通報しました」という。

防犯カメラ映像には血まみれでタバコと携帯

   「週刊文春デジタル」が入手した犯行直後の防犯カメラの映像によると、高岡がマンションのエントランスに座り込み、たばこを片手に携帯電話をかけている。両手や足は血まみれだった。

   男性は重傷を負ったが回復し、初公判を法廷で傍聴した。高岡の減刑を求める嘆願書を提出しているという。

   司会の加藤浩次「パニックや逆上してというのではなく、淡々と犯行の様子を語っているのがかえって猟奇的な感じがします」

   松田紀子(「レタスクラブ」元編集長)「ホストの人って、女性に惚れてしまってお金を落としてもらうのが仕事なのに、それが見えなくなってしまったのは若さゆえでしょうか」

   松田丈志(競泳元日本代表)「殺意を持って犯行に及んだのに、一方で、傷ついた彼を見て『生きていてほしい』という感情を抱いている。その間にあるものが人間の感情として大事になのに、そこがごっそり抜けているのが怖いですね」