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東京・新宿で「はとバス」暴走!運転手はインフルエンザ高熱で意識なし

   おととい4日(2019年12月)夜、東京・新宿で「はとバス」が暴走して駐車中のハイヤーに乗り上げ、乗客はいなかったが、ハイヤー運転手(52)が死亡した。バスの運転手はインフルエンザで38度の高熱を発していたとみられ、暴走時に意識はなかったらしい。

   ドライブレコーダーには、事故の数秒前から意識がない様子で、頭がぐらぐらする運転手の様子が写っていた。運転手は、「風邪とは思ったが、インフルだとは思わず、漢方の風邪薬を飲んで勤務していた」という。

   運転手は、この日朝から約7時間半、修学旅行の団体のバスを運転し、約2時間休んだ後、午後5時すぎから夜の観光バスの運転業務に就いていた。事故が起こった午後6時半頃の記憶がなく、「気がついた時は街路灯にぶつかっていた。体調が悪いとは思わなかった」と話している。

1~2時間で急激に症状悪化

   東京・池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は、「インフルエンザは1~2時間で急激に症状が変化します。判断力にも影響があり、インフルエンザ脳症の可能性も否定できません」と解説した。

   司会の羽鳥慎一「急激に体調が変化するところが、普通の風邪とは違うということです」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「これは避けられた事故だったと思います。客を乗せるバスですからね、もしかしたらという疑いを持つ必要がありますよ」

   長嶋一茂(スポーツキャスター)「多少具合が悪くても、頑張らないといけないという日本の会社全体の風土を改めないといけないですよ。命を預かっているんだから、休む勇気も必要だ」

   吉永みち子(作家)「でも、風邪ではなかなか休まないよねえ。会社の方で休めと言わないと」

   長嶋「薬だって、ボーッとなる成分は入ってるんだし」