2024年 4月 23日 (火)

梅宮辰夫さん最後の出演シーンのメイキング映像「芝居になってなかったな、悪かった」

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   きのう12日(2019年12月)に亡くなった俳優の梅宮辰夫さんの最後の出演となった、テレビ朝日系ドラマ「やすらぎの刻~道」(月~金ひる12時30分)の7月15日放送のメイキング映像があった。倉本聡のシナリオに苦闘し、苦笑する姿には、最後まで現役を張った「昭和の俳優」の心意気が見える。

   「相変わらず倉本さんのセリフだなあと。独特なんですよ、形容詞が最後に来たりね。セリフが覚えにくいんですよ」と笑っている。石坂浩二の父親役だった。その石坂は「辛そうに見えました。『セリフを覚えるのがやっとで、芝居ができなかったよ。悪かった』といってましたが、梅宮さん、立派に芝居になってましたよ」と語った。

「仁義なき戦い」の昭和の俳優たち・・・一人残された小林旭「寂しい」

   1973年の「仁義なき戦い 頂上作戦」の制作発表の写真があった。菅原文太、松方弘樹、小林旭と写っているが、残るのは小林だけになった。その小林は「寂しい」と一言だけだ。

   闘病も凄まじいものだった。30代で睾丸がん、肺にも転移。3年前に胃がん、十二指腸乳頭がん、昨年は前立腺がん、今年初めに尿管がんで腎臓を摘出して、人工透析を続けていた。手術をして痩せて、また回復しての繰り返しだったが、とても満身創痍とは見えなかった。2016年には、「退院したときは11キロ痩せたが、いま62キロあるから3キロ戻ってる」などといっていた。

来週20日に自伝発売「おさらばしたら、俺の映画を見てくれよ」

   俳優の意地だったのか、来週20日発売の自伝には、「俳優は映画あってこその存在。おさらばしたら、供養だと思って、俺の映画を見てくれよ」と書いていた。最後のシーンを見た玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「どこか声に力がないなあという感じはありましたが・・・」

   司会の羽鳥慎一「昭和の芸能人。近寄りがたいものがあったですね。雲の上のスターというか」

   吉永みち子(作家)「写真を見ても、誰もいなくなっちゃう」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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