2024年 4月 25日 (木)

日経新聞報道「米国では年収1400万円は低所得」のショック!どんどん貧しくなる日本から逃げ出すべきか

「一瞬でもいいから...」未来を悲観する中学生の夢とは

   経済評論家の加谷珪一さんは「アメリカの経済は過去20年ずっと成長しっぱなしです。アメリカの場合はお金持ちがどんどんお金持ちになっていくことで格差が広がる感じですが、経済成長がない日本は、みんなが少しずつ貧しくなり、生活の苦しい人がますます苦しくなる下方向の格差なんです」と話す。

   そんな中、子どもたちの将来の夢にも変化がある。中学生を対象に将来なりたい職業を聞いてみると、男子の1位は「You Tuberなどの動画投稿者」、女子の1位は「歌手・俳優・声優などの芸能人」だった。その理由には「今の若い人たちは、将来が良くないのなら、一瞬でも脚光を浴びて、いい思いをしたいという発想がある」と加谷さんは分析する。

   石原良純(気象予報士、タレント)「僕らの時は商社マンの人気があって、中に入れば右肩上がりで出世して家も買える、と思っていました。将来に対する見方が厳しくて『一瞬でもいいから』という気持ちは切ないです」

   山口真由(ニューヨーク州弁護士、元財務官僚)「弁護士の初任給も徐々に下がっていて、大手でも1000万円を切ってしまう。でも、ニューヨークなら初任給で普通に2000万~4000万円をもらえます。そう考えると、瞬間であれ輝きたいという気持ちになるのかな」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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