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「電子レンジ」の温め過ぎ爆発炎上ご注意!中華まんは4分30秒、焼きいもは12分でドカーン

    電子レンジが原因の火災が急増している。東京消防庁のまとめによると、管内で起きた電子レンジ火災は、2006年は11件だったが、18年は40件もあった。馬場典子リポーターは「使い方を間違えると火災になります」と報告した。

   火災が起きやすいのは、オート調理機能がない電子レンジだ。製品評価技術基盤機構の再現実験では、1個につき600ワットで30秒加熱すればよい中華まんを加熱しつづけると、4分30秒を過ぎたあたりから中華まんが徐々に黒く変色し、その直後に、爆発音とともに中華まんが真っ赤に燃え上がった。

   食材を必要以上に加熱すると炭化し、可燃性ガスが発生して引火、爆発が起こるのだ。焼きいもの実験では、さつまいもを12分以上温めると炭になり、爆発した。

慌てて扉開けちゃダメ!一気に広がる炎

   機構の技術業務課主査の石村豊さんは「温めている時はできるだけその場にいること。長い時間温めないこと。取扱説明書に従って温め方を確認した方がいいと思います」と注意を促す。

    馬場「食品に個数や電子レンジのワット数によって温め時間が書いてある場合は、時間をきちんと守ってください。書いていないものは、様子を見ながら少しずつ温め時間を足していく方法をおすすめします」

    万が一、電子レンジ内で火災が起きてしまったら、あわてて扉を開けてるのはNG。酸素が補給されて火が一気に大きくなるおそれがある。扉は閉めたままにし、温めを中止して電源プラグを抜く。これで鎮火するが、それでも消えなかったり、爆発で扉が開いてしまっていたら、消化器を使う。