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悪性リンパ腫の笠井信輔アナ、公式ブログ初投稿「病気を通じて生まれた新たな縁に感謝!」

   悪性リンパ腫でることを告白した元フジテレビの笠井信輔アナウンサー(56)が22日(2019年12月)、公式ブログ「笠井TIMES『人生プラマイゼロがちょうどいい』」を開設、闘病記を投稿し始めた(写真参照)。

   笠井アナはまずこう綴った。

   「フリーになって自分も始めたインスタグラム。しかし、いつまでたってもフォロワーは300人どまり。悪性リンパ腫の公表をすると、フォロワー数が3万人を超えたんです。この数、皆さんはどう捉えますか?私は素直に喜びたいと思います」

大震災の取材を通じて知った「足し算の縁と引き算の縁」

   そして、東日本大震災の取材を通じて、「足し算の縁と引き算の縁」という考え方を得たと語った。

   「発生当初は、家族を失った、友達が犠牲になったと、亡くした縁を引き算のように指を折って数える方が数多くいました。しばらくすると、避難所で隣町の○○さんと知り合えた、病院で看護師さんと仲良くなれた、震災があったからあなたと出会えたと、被災したことで生まれた縁を足し算として話してくれる人が出てきました」

   「実は、そうしたマインドの方から前に歩みはじめ、街の復興の中心人物になっていったんです。失われた縁から新たに生まれた絆へ気持ちを切り替えてゆく。あの大変な状況の中で、それが出来た人たちが確実にいました。そのことに取材をしながら強い感銘を受けました」

「予後が悪い」悪性リンパ腫だけど頑張ります

   そして今、まさに自分がその身になったというのだ。3万人のフォロワーは、私が「悪性リンパ腫」になったから繋がれた人たちだというわけだ。

   「皆さんの応援メッセージにとても励まされています。私と同じ『びまん性大細胞型B細胞リンパ腫』の方から『治りました!』と『私も闘っています』という声が続々と届いているんです。病気になって山のような仕事が失われましたが、その代わりに新たな人たちとの絆が生まれる。これって素敵なことだと思うんです」

   そして、主治医から家族に細かな治療方針の説明があり、リンパ腫の中でも「予後の悪いタイプ」だということがわかったという。そのため通常より一段階強い抗がん剤治療を行うことになったそうだ。最後にこう結んでいる。

   「右胸にCVポートを手術で埋め込んだのも、強い抗がん剤治療をスムーズに行うためだということもわかりました。明日(23日)、月曜日、ついに抗がん剤治療が始まります」(テレビウォッチ編集部)