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八木亜希子とレディー・ガガがかかった「繊維筋痛症」女性に多く更年期障害と間違いやすい怖い病気だ 

   元フジテレビアナウンサーで、女優としても活躍しているフリーアナの八木亜希子さん(54)が24日(2019年12月)、「繊維筋痛症」を患わっていることを公表した。

   所属事務所によると、数日前から原因不明の体調不良が続き、回復の兆しが見られず、医療機関を受診したところ、線維筋痛症と診断された。八木さんは「医師からの指示により、しばらくの間、すべての仕事をキャンセルし、休養させていただくことになりました。多大なるご迷惑とご心配をお掛けいたしますことを、心よりお詫び申し上げます」とコメントした。数日間入院し、その後は通院する予定。

全身の痛みと同時にこわばり感、倦怠感、疲労感、睡眠障害が...

   線維筋痛症は、命にかかわる病気ではないが、原因も治療法もよくわかっていない病気で、米歌手のレディー・ガガさんも(33)も2017年9月に闘病を明かし、ツアーを中止している。

   「線維筋痛症友の会」のサイトによると、線維筋痛症は現在人口の1・66%、約200万人の患者がいる。男性よりも女性に多く、中高年に多い病気だ。

   全身や広範囲が痛み、またある部分だけが痛むことがある。痛みは軽いものから激痛まであり、耐え難いことが多い。痛みの部位が移動したり、天候によって痛みの強さが変わったりすることもある。痛みが強いと日常生活に支障をきたし、重症化すると、ちょっとした刺激(爪や髪への接触、温度・湿度の変化、音など)でも激痛がはしり、自力での生活は困難になる。

   

   また、こわばり感、倦怠感、疲労感、睡眠障害、抑うつ、自律神経失調、頭痛、過敏性腸炎、微熱、ドライアイ、記憶障害、集中力欠如などが伴うことが多い。そのため、自律神経失調症や更年期障害、不定愁訴などほかの病気と診断されることも少なくない。「線維筋痛症友の会」では早めの診断と治療が大切だとして、専門機関への受診を呼びかけている。(テレビウォッチ編集部)