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「携帯が乗っ取られた、怖い」23歳女性 言い残して行方不明1か月!直前にツイート「ごめんなさい、助けて」

   岐阜市の会社員・武藤友加さん(23)が1カ月前から行方不明になっている。姉に「携帯が怖い」と訴え、ツイッターに「本当に本当にごめんなさい。一体どうすればいいですか。本当にたすけて」と投稿していた。

   武藤さんは先月25日(2019年11月)、岐阜県関市の勤務先に出社したが、午前11時15分ごろ、会社から姿を消した。武藤さんとみられる女性が、昼頃、会社から約500メートル離れた長良川沿いの道をとぼとぼと歩く姿が目撃されていた。携帯電話と財布は会社に残されており、SNSのアカウントは削除されていた。

友人に「スマホ監視され、位置情報も全部ばれている」

   阿部祐二リポーターがきのう24日(2019年12月)に関係者を取材した。「携帯がハッキングされていると言って、(勝手に撮影されないよう)カメラの部分にシールで隠してありました。携帯が相当怖かったようです」と明かしたのは、姉の博美さんだ。武藤さんはSNS上でトラブルになり、何者かにスマートフォンを乗っ取られたと訴えていたという。「会社で嫌な事があると、SNSに逃げて、SNSでもトラブルが起こっちゃって逃げるところがなくなっちゃって」と博美さんは話している。

   行方不明になる3日前に会ったという友人の女性は、「その時もおかしくて、話してても目が合わないし、笑わないし、ご飯も全然食べなかった」という。何かにおびえた様子で、「スマートフォンを通して他の人に監視されている。普段の会話を聞かれている。位置情報なども全部ばれている」と話していたという。

専門家「ハッキングされると、居場所確認、盗聴・盗撮の被害」

   実際にスマートフォンの「乗っ取り」はあるのか。ITジャーナリストの三上洋氏によると、スマホをハッキングされると、GPSで居場所を確認されたり、マイクで音声を盗聴されたり、カメラで画像や映像を盗撮されたりする可能性があるという。

   残されていた携帯はロックされており、博美さんによると業者が解除するのに3カ月から半年近くかかるという。

   阿部祐二リポーター「自ら失踪したのか、事件か事故か。あらゆる可能性を警察は考えているようですが、事件性をもう少し捜査した方がいいのではないかと思いました」

   司会の加藤浩次「携帯のロック解除は、警察が捜査すればもっと早くできて、事件性があるかどうかわかるのではないでしょうか。この第一歩は早くやってほしいですね」