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靴に仕込まれた超小型盗撮カメラ―武蔵野線車内で女子高生に不自然に右足出す男

   男性が履いている紳士靴の爪先近くに小さな穴があり、レンズのようなもの覗き、周りには赤外線ライトがついている。女性のスカートの中を盗撮するためのものだろう。この靴の映像を投稿した男性はこう話している。撮影したのは、20日(2019年)朝の通勤・通学ラッシュで混雑するJR武蔵野線の電車内だったという。

   「車内は混み始めており、乗客のみなさんが奥に詰めるように乗っているのに、この男性だけが女子高生のそばにぴったりくっついて動かず、怪しいと思って様子を観察しました。とくに右足が動かず、足元を見たら靴が膨らんでおり、足先にカメラみたいなものを見つけました。でも、盗撮の確信は持てず、注意喚起にためにこの靴の画像をツイッターに投稿しました」

極小「キューブ型」映像鮮明、音声録音、無線転送

   ITジャーナリストの三上洋氏は、「小型のキューブ型カメラが、よく盗撮に使われています」と話す。2センチ角で、人の動きを鮮明に捉え、音声も録音し、無線でデータ転送できる。

   産婦人科医の宋美玄「こういうのを見ると、どんどん進化していって、自分では防ぎようがない。スカートを履いて電車に乗れないのではないかと思っている人は多いと思います」

   全国盗撮犯罪防止ネットワークの平松直哉代表は、「盗撮で逮捕されても、迷惑防止条例や軽犯罪法が適用されるくらい。盗撮に特化した法を整備し、厳罰化していくことが必要です」と訴える。

   若狭勝(弁護士)「今は都道府県単位の条例で盗撮を禁止するだけですが、これだけ問題になっている以上、国全体として法律をきちんと整備する必要がありますよ」