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余った給食持ち帰り教師に玉川徹は厳しい!「民間なら横領。もったいないと言うなら、最初から適正に発注すべき」

   大阪の堺市立堺高校の教諭(62)が、定時制の給食で余ったパンと牛乳を4年間、毎日持ち帰っていたのは「公務員にあるまじき非行」だと減給処分を受けたが、教師の行為に賛否は分かれている。4年間に持ち帰ったパンは約1000個、牛乳は約4200本になる。教諭はその費用、31万円を返還して、25日付で依願退職した。

   定時制の給食時間は、授業の合間の午後7時10分から25分まで。昼間働いていて、夕食を食べていない生徒も多く、学校は150人の7割、105人分を用意しているが、毎日20食分くらいは残っていたという。教諭は「廃棄はもったいない」と、毎日パン5、6個、牛乳10本を持ち帰っていた。

   さあ、これをどう見るか。街で聞いてみると、「特に問題はない」「捨てちゃうくらいなら」「廃棄するにも金がかかる」「フードロスの解決にもなる」という肯定派。「勝手に持ち帰るのはちょっと」「自分のものじゃないんだから」「許可をもらうべき」「税金だよ」という筋論から、「廃棄が妥当かな」まで疑問の声も少なくない。

パン・牛乳の購入費は税金

   給食についての文部科学省の管理基準では、「衛生上の問題から、持ち帰りは禁止が望ましい」とある。地方公務員法でも、「法令、上司の命令に従う義務」がある。ルール上は持ち帰りはできないわけだ。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「もったいないというなら、毎日のように余る無駄な発注こそ問題ですよ。7割で設定して余るのなら、それを6割にするとかするべきです。それをしないで持ち帰るのは、筋が違う。民間だったら横領になりますよ」

   司会の羽鳥慎一「もったいない、というのはありますけどね」

   斎藤ちはる(アシスタント)「でも、毎日、4年間というのは・・・」

   野上慎平アナ「こうした指導の担当だったというから、(注文数を)一番わかっていたはずの教諭ですからね」