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美空ひばりの豪邸が売りに出された!弟と養子に食いつぶされた国民歌手の10億円資産

   フライデーに乃木坂46の白石麻衣(27)のカラーグラビアが掲載されている。彼女のコケティッシュな魅力が弾けている。ファンならずとも必見である。写真集『パスポート』は発行部数37万部と大ヒットし、同じ乃木坂の生田絵梨花(22)の『インターミッション』も30万部。ともに発売元は講談社で、12月27日(2019年)に開催された「野間出版文化賞」の特別賞を受賞した。華やかなドレスで挨拶する白石も魅力的だ。

   ところで、テレビ東京の人気アナ・鷲見玲奈(29)が突然「失踪」中だという。文春で上司の増田和也アナ(37)との不倫疑惑が報じられ、レギュラー番組『追跡LIVE! SPORTS ウオッチャー』を告知もなしに2回連続して欠席した。増田は、11月12日付でアナウンス部から営業推進部に突然異動になった。事の発端は、文春によればこうだ。2人は『ウイニング競馬』で共演し、お互い酒好きということで意気投合したという。増田はNHKの廣瀬智美アナと結婚していて二児の父親。

   事件が起きた。2017年に鷲見と増田と数人でカラオケBOXへ行った。酒が入ってきて鷲見と増田はイチャイチャし始めたという。それが徐々にエスカレートして"一線"を超えてしまったところを、社員が目撃してしまったそうだ。

   今夏、2人の不倫関係について局側に通報があり、急遽2人を呼び出して事情聴取したが、2人は否定したという。増田は異動になり、看板アナ・鷲見アナもテレビの画面から消えてしまったのだから、2人の間に何もなかったということは考えられない。

   お次は国民歌手・美空ひばりの豪邸が売りに出されているというお話。私もひばりをインタビューするために何度かお邪魔した目黒区青葉台の「ひばり御殿」は、現在、彼女のメモリアル施設になっている。週刊新潮によると、そこには彼女が愛用していたグランドピアノやソファが置いてあり、元付き人2人と料理係の女性がお給料をもらいながら、そこで暮らしているという。

   ひばりの財産を相続したのは、ひばりの実弟(死去)の長男で、7歳のときに彼女と養子縁組をした加藤和也である。10億円以上の遺産を相続し、それ以外にもテレビやCMから入る著作権料、カラオケの歌唱印税などが年に1億数千万円入るから、一生安楽に過ごせると思われていた。

   ところが、美空御殿の登記簿謄本を見ると、パチンコ機器メーカーなどから億単位の借り入れがあるという。さらに、不動産金融で知られる「アサックス」が極度額8億円の根抵当権を付けていて、世田谷にある加藤の自宅も借金の共同担保に入れているというのである。利息だけで年に4000万円から6000万円にもなるそうだ。なぜそんな事態になったのか。

   加藤は10年以上前に、京都・嵐山にあった「美空ひばり記念館」の施設を買い取り、「京都嵐山ひばり座」としてリニューアルしたそうだ。これにつぎ込んだカネが13億円といわれる。だが、赤字を垂れ流して2013年に閉館に追い込まれてしまう。挽回しようと、ひばり生誕80周年特別企画を東京ドームでやり、CDも発売したが、ひばりファンは高齢化しているため、足を運ぶ客は少なかったという。

   それやこれやで、ひばりの「聖地」までなくなろうとしているようである。加藤は「乗り越えられた」と週刊新潮に話しているが、実態はなかなか厳しいようだ。美空には2人の弟がいたが、どちらも彼女の七光りに頼って芸能界に入ったが、姉さんから莫大なカネをむしり取るだけで終わった。その息子が、美空の遺産まで食いつぶしてしまうというのでは、美空も草葉の陰で嘆いているのではないか。

ゴルファー松山英樹の恩師「交際費」使い放題!銀座・六本木で豪遊、応援名目の海外渡航

   FLASHが、プロゴルファー松山英樹の恩師である東北福祉大・阿部靖彦総務部長(57)が、4000万円を超える交際費を使ったとして、教員やOBから追及されていると報じている。今年(2019年)の10月に税務調査が入り、交際費が高いという話が出て、監事の犬飼健郎弁護士が内部調査したところ、阿部総務部長が使った平成27年分の交際費が約4400万円あったというのである。

   支払先には銀座や六本木などの高級店が並び、領収書には、そこに参加していない人物の名前が書かれていたことも判明したそうだ。また、松山のメジャー大会の応援に行くための渡航費や滞在費も、大学側に請求していた。犬飼弁護士と現役教員たちが文部科学省に告発文を出したりしたが、松山を育て、学校の名を上げたということで、理事会はうやむやにしようとしているそうである。

   FLASHの直撃に、阿部は余裕しゃくしゃくだ。阿部は将来、総務局長を狙っているので、報復を恐れて声を上げられない人が多いという。功労と大学のカネの無駄遣いは別物だと思うのだが。

   IR問題で秋元司自民党代議士が逮捕されたが、カジノ利権を掘っていけば、ゾロゾロお縄になる議員が出て来るだろう。東京地検特捜部が本気ならば、という大前提が付くが。

   それにしても、安倍首相の周りにはろくな人間がいないようだ。大学入試英語民間試験導入を巡り、「身の丈発言」で延期に追い込んだ張本人・萩生田光一文科相に、今度は野球場の私物化という疑惑があると、週刊新潮が追及している。萩生田の地盤である東京・八王子市内に、野球の試合ができる設備の整った土地がある。その土地の所有者は東京都だが、特定の少年野球チームが独占的に使っているというのである。

   32回の全国大会出場を誇る名門「八王子リトルシニア」がそれだ。他のチームに解放されないのは、八王子市と賃貸契約しているのが鑓水町会長を代表とした協議会だからだという。これは、市が直接リトルシニアに貸すと、「特定の団体」だけを利することになるから、鑓水町会をかませ、見えにくくするやり方だそうだ。

   萩生田の息子もリトルシニア出身で、ここを使い始めた頃、萩生田は球団の会長だった。権力を行使して「萩生田球場」をつくったのは、こういうことだそうだ。多くの野球少年たちの後には有権者である親たちがいる。球団OBも多い。この球場は票集めのためだったということのようだ。

ふるさと納税に反対して菅官房長官に飛ばされた総務省元局長が大反論!「消費税上げておきながら・・・」

   私はふるさと納税に関心はない。自己負担2000円を払えば、寄付した分だけ事前に納めた税金がそっくり戻ってくる。その上、高額な品物を贈ってもらえるというのだから、飛びつく連中が多いのは理解できる。最初は、返礼品は寄付額の3割以下の地場産品だったのが、そんなことを無視して、自治体は高額で地場産品でないモノを競って贈るようになってしまった。

   これを考えたのは菅官房長官だそうだが、彼に「国民に消費税の引き上げをお願いしておきながら、逆に高額納税者の節税対策みたいな枠を広げるつもりですか」と"反対"した総務省元局長が、週刊文春に実名で告発している。当時の平嶋彰英総務省自治税務局長である。

   菅は彼の助言に耳を貸そうとはしなかった。そのため、彼は財政局長になるはずだったが、人事で自治大学校長に異例の異動をさせられてしまうのだ。自分たちに反対する奴は問答無用で切り捨てる恐怖政治で、どれだけ有能な人材が葬られてきたのだろう。

   次は週刊現代から。子を持つ親なら無関心でいられないのは、元農林水産次官・熊澤英昭(76)が息子・英一郎(44)を自らの手で殺めた事件である。息子の家庭内暴力に苦しみ、娘は兄のために縁談が破談になり、うつ病になった末に自殺してしまったという。

   この事件は裁判員裁判で裁かれた。いくら自分の息子でも、殺すことは許されるのか。難しい判断を裁判員たちは迫られた。被告人質問で熊澤被告は嗚咽交じりにこう答えたという。「今は、反省と後悔と悔悟の毎日です。大変辛い人生を送らせてしまったことを、かわいそうに思っています。無意識に体が動いたんですが、ただその前にやれることがあったかもしれない」

   12月16日の午後3時、注目の判決がいい渡された。執行猶予なしの懲役6年。私は正直、これは重すぎると思う。たしかに、行政機関や専門家に相談していれば、何らかの手を打てたかもしれない。自分の子どもだから殺していいことにならないことはわかる。だが、人間にはやむにやまれずという時が、一生に1度くらいはあるのではないか。有罪は仕方ないとは思うが、懲役3年執行猶予付き。私が裁判員ならそう主張すると思う。

   この判決は、子どもの家庭内暴力で苦しんでいる親を委縮させる効果はあっただろうが、それに増長する子どもがいると思うと、何ともいいようがない。判決後、週刊現代によると、検察官が熊澤被告に「身体に気をつけてください」と声をかけたという。熊澤はただ小さく頷き法廷を後にしたそうだ。

暴力団組員はみんな国民保険に加入!週刊ポストのアンケートが面白い

   週刊ポストの現役の暴力団組員アンケート。私はこういう企画が好きだ。いかにも週刊誌らしい。ヤクザは政治が好きらしい。ヤクザになっていなければ、政治家になっていたと公言する親分たちが多いそうだ。そんな政治通のヤクザたちは安倍首相を評価していないという。「線が弱い。覇気がない。あの迫力では相手を打ち負かせない」。なるほど当たっている。

   東京オリンピックに関しては、賛成が多いそうだ。なぜなら、前の東京オリンピックでは仕事が山ほどあって、えらく儲けたそうだから。山口組の分裂抗争については、回答無し。そう簡単には収まらないという見方だそうだ。

   景気についてはどうか。悪いが80%を超えている。意外なのは、かなりの人間が民間の生命保険に加入していることである。国民保険には全員が加入していたという。年金保険料は払っていない。なぜなら、表向きヤクザは無職でなければならないから。もっとも、厚労省の年金担当の課によると、年金関連法には反社会勢力に年金を払わないという規定はないから、支給されるという。年金は郵便局なら直接受け取れるそうだ。

   ヤクザをこれからも続けたいというのは少数で、いいえが圧倒的。令和になってもヤクザは生き残るか。違法ドラッグや売春がなくならない限り、ヤクザは残る。その通りだと思う。(文中敬称略)

【絶対当たらない馬券術】今年最後の勝負!「ホープフルS」動かないコントレイルの本命

   「有馬記念」予想は、われながら天晴れだった。しかし、リスグラシューがあれほど強い勝ち方をするとは・・・、騎手の腕だろう。土曜日はホープフルS。本命はコントレイルで仕方ない。対抗にはオーソリティ。単穴にワーケア。△はブラックホール、ヴェルトライゼンデ、ナリノモンターニュ、クリノブレーヴ、ラグビーボーイまで。良いお年を!

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。