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英国ヘンリー王子夫妻「王族や~めた」メーガン妃いじめにもう我慢ならん

   イギリスのヘンリー王子とメーガン妃はきのう9日(2020年1月)、「イギリスの主要な王族メンバーから退く」とインスタグラムで発表した。王室メンバーはこの決断を事前に知らされていなかったといい、メディアは、イギリスのEU離脱を表す「BREXIT」に引っ掛けて「MEGXIT」と伝え、「ヘンリー&メーガンが王族を離れることで内紛勃発」「ヘンリーとメーガンの『もうやめた』に女王激怒」などと報じている。

   発表を受けて、英王室は「王子夫妻との協議は初期段階。時間のかかる複雑な問題だ」という声明を出した。

経済的にも自立したい

   ヘンリー王子夫妻は「私たちは王室の中に、新たな進歩的な役割を作り出すことを決めました。王室の『主要王族』として退き、経済的に自立する意向です」という。「今後も女王を全面的に支える」としているが、英王室ジャーナリストの村上あい氏は「イギリスの王族として果たすべき公務に今後参加することはなく、自分たちで決めた活動に注力するということだと思います」と解説する。

   決断の背景には、服装や振る舞いが王室にふさわしくないと何かと批判されるメーガン妃について、プライバシーを守りたいというヘンリー王子の強い意向があったという。

王子であっても自分の生き方は自分で決める

   経済的自立の一環として、夫妻は自分の爵位にちなんだ「サセックスロイヤル」という商標登録を取得し、書籍やカレンダー、服などの販売を通じて収入を得ている村上氏によると、爵位を商標登録して金儲けをしていることに、国民の反感をかっているという。

   英国民の反応は「とてもがっかりしています。発表の仕方も間違っていた」、「彼らにとって良いことだと思うし、プライバシーがあるべきだから、そっとしてあげて慈善事業に力を入れてもらった方がいいと思う」など賛否両論のようだ。

   犬山紙子(イラストエッセイスト)「どんなところに生まれても、自分の人生は自分で決められるべきだと思うので、この決断には賛成です。公費の使われ方は別に議論されるべきだと思います」

   菊地幸夫(弁護士)「どうやって経済的に自立していくかは、なかなか難しい問題です」

   司会の加藤浩次「あそこまで執拗にバッシングされ、追いかけられると(この決断は)わからないでもないですね」