2024年 4月 19日 (金)

芥川賞落選の千葉雅也「しばらくは村上春樹スタンスで」 受賞歴に共通点

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   作家で立命館大学大学院准教授の千葉雅也が16日(2020年1月)にツイッターを更新し、自身の小説『デッドライン』が、第162回芥川龍之介賞の受賞を逃したことにコメントした。

   同著は芥川賞候補にあがっていたが、15日の発表で受賞作品に選ばれたのは古川真人の「背高泡立草」だった。落選に対して千葉は、

「芥川賞は残念でしたが、皆さんの応援の声を本当に嬉しく思います。『デッドライン』はたくさんの読者に恵まれ、語られている幸福なデビュー作です。さらに広く読まれてほしいですし、そしてさっそく第二作に取りかかろうと思います。これからも僕の文学の仕事もよろしくお願い致します」

と感謝と意気込みを語るも、続けて

「とはいえ『デッドライン』のフレッシュさはもう書けない。一度しか書けないフレッシュさ。それで逃したのは、やはり残念です。次は別のタイプの作品になると思う。ともかく、読んでください」

と、落選を惜しんだ。

   さらに

「野間文芸新人賞で、芥川賞逃しなので、しばらくは村上春樹スタンスで書いていきたいと思います笑」

と、村上の受賞歴になぞらえ冗談めかした。

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