トゥンカロン、チーズボール、固めプリン――。SNS映えする投稿を分析しているサイト「スナップレイス」が、2020年に流行ると予想した食べ物ベスト3を発表した。
トゥンカロンは、従来のマカロンよりクリームの量が多く、形のバリエーションやデコレーションが豊富でカラフルなスイーツ。チーズボールは、ひと口大の丸いボールの中にチーズがたっぷり入り、食べるとチーズが伸びるのが特徴で、新大久保ではすでにブームになっている韓国発のグルメだ。
もう一つは、新しいものではなく、昔ながらの固めのプリン。若い女性にじわじわと人気が高まっており、インスタグラムで「#固めプリン」と検索すると、すでに8600件を超える投稿がある。
日本にプリンが伝わったのは明治時代。一般家庭に広く浸透したのは1972年に発売された「プッチンプリン」以降で、1993年ごろからはなめらかなプリンが主流となった。ところが、今はレトロブームと相まって昔懐かしい固めのプリンが注目されていて、コンビニスイーツにも登場し始めている。
東京・虎ノ門の1971年創業の喫茶店「ヘッケルン」は、卵と牛乳だけを使い、冷蔵庫に入れる前に氷水で一気に冷やすことで固さを出している。店主の森静雄さんは「(常連だけでなく)若い人も私の想像以上に増えてきたね。『お、これはお母さんの味だ』などと言われます」と話していた。
スタジオで固めプリンを味見した司会の加藤浩次は「非常に懐かしいね。これがプリンだったよね」とご満悦だった。