2024年 4月 26日 (金)

息子・小室圭「納采の儀」タイムリミット迫っているのに母親は新恋人?指輪光らせて朝帰り

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ゴーン夫婦にこれから待ってる国際逃亡暮らし・・・カネがなくなればレバノン政府も見限り

   坪内祐三が亡くなった。享年61。若すぎる。博覧強記というのは彼のような人間をいうのであろう。本を愛し、酒を愛し、大相撲を愛した。新宿の文壇バー「猫目」へ行くと、いつも酔っ払った坪内がいた。彼が素面のときに話した記憶が、ほとんどない。物言いはぶっきらぼうだったが、私が連れて行った若い編集者には優しく接してくれた。

   早稲田大学で坪内が教えているとき、夕方、蕎麦屋の「金城庵」へ行くと、学生を連れて呑んでいた。小説現代で連載していた「酒中日記」にはたまに私も登場した。これから何をやるのか注目していただけに、惜しまれる死である。本人が一番残念だろうが。

   カルロス・ゴーンのレバノン逃亡、会見での日本の司法批判は、世界中から注目を集めている。週刊新潮はお得意の警察情報を駆使して、かなり詳しくこの間のゴーンの足取りを追っている。ゴーンの逃亡劇に登場する日本の芸能プロダクションとPR会社がある。会見に入れたのは小学館、テレビ東京、朝日新聞の3社だけだったが、急遽、2日後の10日に日本メディア向けの場が設けられたが、それを仕切ったのは「サニーサイドアップ」だったという。ここはサッカーの中田英寿のマネージメントで知られるPR会社で、社長の次原悦子はゴーンと以前から面識があり、保釈後に本を出したいというゴーンの相談にのっていたそうだ。

   今一つは、芸能事務所「渡辺プロダクション」である。ゴーンが逃亡直前に、ここが所有している渋谷区広尾のマンションに住む人間の部屋に入ったそうである。ここはゴーンの実姉や外国の大使館関係者も出入りしていたという。もちろん、ナベプロがゴーンの逃亡の手助けをしたということではない。

   ゴーンは新幹線で新大阪に向かい、関西空港からプライベートジェットに乗り込んだのだが、関空の運営はオリックスとフランスのヴァンシ・エアポートを中核とする事業体が担っているという。ここには「玉響(たまゆら)」というプライベートジェット専用の施設があり、ここから歩いてすぐに搭乗できるのだ。

   無罪請負人である弘中惇一郎弁護士は、依頼人に海外逃亡され、腕を振るうことなく辞任した。

   これでゴーンは安泰かというと、そうではないようだ。彼の資産は推定1億2000万ドルといわれていたが、今度の逃亡で、保釈金15億円は没収され、逃亡にも22億円はかかったのではないかといわれる。カネがなくなれば、ゴーンを批判する人間たちも勢いを増し、レバノン政府もゴーンを切るかもしれない。そうなれば、ゴーン夫妻は捕まるのに怯えながら、各国を転々としながら生きていかざるを得ない。

   最後に週刊現代から。住みたい街の常連だった武蔵小杉だが、台風19号で多摩川が氾濫し、タワマンも大きな被害を受けた。地上47階建て、総戸数643戸のパークシティ武蔵小杉も、地下の電気系統が故障して2週間近く停電や断水が続いた。

   あれからだいぶ日が経った。もう元通りに復旧したかと思って見に行くと、地下の電気系統を修理するため、巨大な発電機が置かれ、大きな音を響かせているそうだ。地下にある駐車場も使用できず、200台近く駐車していたのが、1台もないという。災害保険に入っていても、自室の専有部分が浸水した場合は適用されるが、共用部分は管理組合が一括して火災保険や地震保険に加入しているため、水害でも保険が出るかどうかは契約の内容次第だという。

   修繕積立金もこの場合のようにイレギュラーな出費に貯めているものではないので、もし今回それを使ってしまうと、修繕費の値上げをせざるを得なくなるかもしれない。ローンに加えて値上げに耐え切れずに、マンションを出て行く人が増えるかもしれない。

   災害からの安心・安全を謳っていたタワマンが、一挙に「負債マンション」へ転落してしまうこともあるそうだ。とかく人の世は住みずらいものですな。(文中敬称略)

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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