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〈スカーレット〉(第94話・1月23日木曜放送)
窯を作る資金がない喜美子に母親のマツが「私のへそくりでやったらええ」と言ってくれた

   かわはら工房の電気窯が故障した。川原喜美子(戸田恵梨香)は作陶した大量の小皿を期日に間に合わせねばならず、幼馴染みであり、丸熊陶業の社長夫人である熊谷照子(大島優子)の好意で丸熊陶業の窯で焼いてもらうことになった。

   喜美子の夫・川原八郎(松下洸平)は、信楽焼のカケラの色を出したいと願う喜美子に提案をする。

   八郎「あれから、僕もあの色について調べたんだけど...釉薬を使わないなら穴窯しかないと思う」

   しかし喜美子には、資金が足りない。その話を聞いた母親の川原マツ(富田靖子)が言い出す。

   マツ「それやったら、私のへそくりでやったらええ。喜美子が学校行きたい言ってた時からずっと貯めてたんよ。これ使い」

   喜美子「お母ちゃん。ありがとう。でも、ちょっと待って。これ使ってしまったら...」

信作と百合子は結婚の挨拶を切り出せずに困っていた

   すると八郎が喜美子の背中を押す。

   八郎「ずっと、あの色出したかったんやろ?だったら、お金がかかっても穴窯を作ろう」

   喜美子は穴窯について「窯業研究所」に相談。すると、喜美子と縁のある人を紹介される。それは、幼い喜美子に信楽の土を教えてくれた、丸熊陶業の元陶工である慶乃川善(村上ジョージ)だった。

   そして遂に穴窯が完成する。照子も喜びお祝いにかけつける。しかし、穴窯は電気釜のようにすぐに作品が焼きあがるわけではなく、思ったように焚けない。それを喜美子、八郎と三津が交代で焚けるまで待つのだった。

   一方、喜美子の幼馴染みである大野信作(林遣都)と喜美子の妹の川原百合子(福田麻由子)は、正式に結婚の挨拶をしたいと探っていた。しかし窯の故障騒ぎでタイミングを逃し、電話越しに秘めた思いを確かめ合う。(NHK総合あさ8時放送)