ついに穴窯が完成した。喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)は懐中電灯を手に、穴窯の中に入る。喜美子の胸は創作意欲でみなぎった。こんなにワクワクするのは久しぶりだ。
幼馴染の照子(大島優子)を始め、近所の人たちも「かわはら工房」に駆けつけてきた。「おめでとう」、みんな笑顔で祝う。
火入れの前に、喜美子が資料を元に計算してみると、目標温度にするには3日間休みなく火を焚き続けないといけないということがわかった。「うちが一人で薪入れするから」
八郎「あかん。そんなことしたら倒れてしまう」
結局、喜美子と八郎、そして弟子の松永三津(黒島結菜)の3人が交代で火を焚き続けることになった。しかし、窯の温度がなかなか上がってくれない。やきもきしながら3日目の朝を迎えた。喜美子は焦る。まだ目標温度に届いていない。
そんな時に、八郎と三津の距離は縮まっていた。(NHK総合あさ8時放送)