2024年 4月 24日 (水)

「歌会始」の和歌でわかった眞子さまの結婚への覚悟!あえて『月』を詠んで決意表明

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「望月に月の兎が棲まふかと思う心を持ちつぎゆかな」

   これは今年(2020年)の歌会始で、秋篠宮眞子さんが詠んだ和歌である。週刊新潮によると、「"満月に兎が棲む"という言い伝えを信じていた頃の純粋な気持ちを、いまも持ち続けたいものだ」という意味だそうである。

   今年のお題は「望」だったそうだが、この眞子さんの歌が物議を醸しているというのだ。月というと、2017年9月に開かれた眞子さんと小室圭の「婚約内定会見」で、記者から小室圭の印象を聞かれた眞子さんは、「太陽のような明るい笑顔」といったが、小室圭は「宮さまは、私のことを月のように静かに見守ってくださる存在」と、眞子さんを月に喩えた。

   これが、「皇族を月に喩えた」と批判を浴びたのである。今回、注目を浴びる令和初の歌会始で月を詠めば、その時のことを蒸し返されるのは予想できたはずだ。それでもあえてそうしたところに、<「眞子さまなりの"挑戦"ではないかと拝察いたします」(歌会始の儀に携わった関係者)>

   さる歌人が、<「短歌とは、何を題材にしたところで、心に秘めた思いが匂い立ってしまうものです。(中略)ですから"眞子さまは、物事がうまく運ばないご自身の状況と重ね合わせて詠んでおられるのでは"との解釈も、決して的外れではありません」>と話している。

   週刊新潮は、2月に発表されると予想される眞子さんと圭のコメントは、引き続き、みなさんの理解を得られるよう努めていきますといった、当り障りのないものになるのではと予想する。

   私はそうは思わない。眞子さんが"月"を詠んだ和歌を披露したのは、圭と結婚するという決意表明の第1弾で、2月には、もっと踏み込んだ結婚への意志表明になるのではないか、そう考えている。

   眞子さんの今後に大きな影響を与えるのではといわれる、ヘンリー王子とメーガン妃の「王室離脱」だが、週刊文春は、これはゴッドマザーのエリザベス女王(93)が激怒して、2人を王室から「追放」したのだと報じている。2人の「殿下」「妃殿下」の称号を取り上げ、一切の公務から退けたからだというのだ。公費240万ポンド(日本円で約3億4000万円)が使われたロンドン近郊にある居宅の改修費も返済させた。

   父親のチャールズ皇太子が2人に渡している年間200万ポンドの支援は継続されるというが、カナダの自宅の警備費などはどうするのか、まだ決まっていないそうだ。母親ダイアナと父親チャールズの離婚を経験し、母を事故で亡くしているヘンリーは、「両親と違う生き方をしたい」といっているそうだが、その前途は平坦ではなさそうだ。

伊集院静、死ぬなよ!くも膜下出血で手術受けたが予断許さないらしい・・・競輪も競馬も一緒した最後の無頼派作家

   きょう24日(2020年1月)の朝日新聞は、社会面で河井案里参院議員の参院選中に自民党本部から案里側に計1億5000万円が支払われていたことを大きく報じている。もちろん、週刊文春が第1報を報じたというクレジットは入っている。

   <与野党からは驚きの声が広がった。1億5千万円は、落選した溝手氏が受け取った額の10倍。昨年7月の参院選で当選した自民のベテラン議員は『勝たないと政権が倒れるという補欠選挙なら』と仮定した上で『マックス(最大)の額』と話した」>(朝日新聞)

   自分に歯向かうヤツは何があっても潰すという安倍流のやり方に、自民党内からも反発・批判の声が出て来るに違いない。

   さて、中国で発生した新型コロナウイルスが世界的に広がる気配を見せている。数字だけ見ると、患者数も死者も少ないようだが、2002年に中国・広州で発生したSARSのときもそうだったが、中国はWHO(世界保健機構)に報告せず、感染者が300人に達してからようやく報告したため、被害は東南アジアに広がり、感染者数は8000人を超えてしまった。

   今回もSARSもコウモリが感染源ではないかといわれているが、24日から旧正月が始まり、日本へも多数の中国人が押し寄せて来るため、日本での感染拡大が危惧されている。中国側が正しい患者数を公表し、感染者たちが国外に出ないよう何らかの対策をとらない限り、新型コロナウイルス・パンデミックは必ず起きる。

   ところで、伊集院静(69)がくも膜下出血で倒れ、手術を受けたが、まだ予断は許さないそうである。伊集院との出会いは古い。作家というより、ギャンブラーとして知られていた。麻雀、競輪、競馬が好きで、それも大枚を突っ込む。私は麻雀はやらないので、競輪と競馬で一緒したことが何度かあるが、私など恥ずかしくなるぐらいのカネを賭けた。勝てば大きいが、そうした場面にいた記憶はない。

   ある時、講談社の新館の上から「元木さん」という声がした。上を向くと伊集院と担当編集者が手を振っている。伊集院の手には分厚い札束が握られていた。「勝ったから飲みに行こう」という誘いだったが、仕事でいけなかった。

   売れない時代から、出版社から前借りをすることで有名だった。女にもモテた。祇園の佳つ乃と浮名を流し、夏目雅子と結婚。彼女の死後、篠ひろ子と再婚した。野球もゴルフもうまい。

   最後の無頼派作家といわれるが、この頃は、仙台だかに引っ越して、浮いた噂は聞こえてこなかった。昔、山口瞳がやっていた、成人式の日の若者たちへの激文を、彼が書いている。今年は「まず古い考えを取り払え、あるようにみえる"ワクからはみ出せ"それが二十歳の可能性だ」と書いていた。

   山口瞳は、大文字では書かないが「反戦」という気構えをどこかに潜めていた。伊集院にはそれがないのがやや不満だ。先日、仲代達也の映画「帰郷」を観た。老いて血を吐きながら、昔捨てた女が生んだ娘を助けようとする枯れ木のようなヤクザを演じた。老いさらばえた無頼派作家が書くものを読んでみたい。伊集院、死ぬなよ!

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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