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「自分なんか優勝していいんでしょうか?」徳勝龍、風呂場で練習した爆笑スピーチに日本中、笑って泣いた

   大相撲初場所は、西前頭17枚目の徳勝龍(33)=本名・青木誠=が26日(2020年1月)、千秋楽を勝利で飾って14勝1敗とし優勝した。幕内最下位の幕尻力士の優勝は20年ぶり、奈良県出身力士の優勝は98年ぶりだ。元幕内の大至伸行さんは「誰も予想していなかった大穴中の大穴です。大きな体をいかして攻めこんだのがすばらしかった」と評した。

   徳勝龍は優勝インタビューで「自分なんかが優勝していいんでしょうか」と話し、「賜杯を意識せず......うそです。めっちゃ意識してました」と、風呂場で受け答えの練習をしたことにも触れて館内をわかせた。一方で近畿大学時代の恩師、伊東勝人監督が場所中に亡くなったことで、「一緒に戦ってくれている気がしました」とも語り、大粒の涙を流し、館内をわかせた。

「賜杯を意識せず...うそです。めっちゃ意識してました」

   司会の小倉智昭「いいインタビューだった。泣けちゃいました。今場所は両横綱が休場して、これはつまらないかと思ったが、まさかこんな場所になるとは思わなかった」

   徳勝龍は2009年に初土俵。近年は十両でとることが多かったが、これまで一度も休場はない。「ケガする前に」と接骨院に毎日通い、1年ほど前からは専属トレーナーについて肉体改造も図ってきた。

   石黒賢(俳優)「まぐれでもなんでもなく、勝つべくして勝った」

   夏野剛(実業家)「スポーツ界では早くから才能を発見して花開かせるが、経験を積んだ人が花開く二極化をさせるのがいい。エンターテイメントとして、すごいことをやってくれた」